コードを結束バンドで束ねると危険?安全なコードの束ね方とポイントをご紹介|LANケーブルと結束バンドのことなら|パンドウイット

コードを結束バンドで束ねると危険?安全なコードの束ね方とポイントをご紹介

※この記事は製品や技術にまつわるお役立ち情報=豆知識を意図しておりますことから、弊社製品以外の製品や市場一般に関する内容を含んでいることがあります

コードを結束バンドで束ねる

電化製品であふれている家の中で目に付きがちなコード。比較的手軽に使える「結束バンド」で束ねて整理する人も多く居ると思います。

しかし、注意して使わないと事故につながる場合があります。こちらでは結束バンドで安全にコードを束ねるポイントをご紹介していきます。

コードを束ねて使用すると火災の原因になる

コードを束ねて使用すると火災の原因になる場合があります。火災の原因として「電気コード」は多く報告されているのが現状です。

 

コードの密接部分が熱くなる

コードを隙間なくきつく束ねると、束ねた部分に熱がこもります。熱を持つことで発火し、埃や周辺のものに着火してしまうと火災に発展してしまいます。

これは「ジュール熱」と言われる現象が原因になっています。電化製品を長時間使用するとさらに熱を持つことがあるので注意しましょう。

コードを「束ねて使用しないこと」は基本ですが、電源コードを束ねて使用する場合には発熱が大きくなることはしっかりと認識しましょう。

 

購入時の状態での使用は危険

ホームセンターなどでコードを買うと、コンパクトに束ねられた状態になっています。きれいに束ねられているので必要な分だけ引き出して使いたくなりますが、コードは真っ直ぐに伸ばして使用しましょう。購入時の形のまま使用することは危険をまねくので避けてください。

 

コードの余った部分は安全に束ねる

コードは伸ばして使うのが基本ですが、コードの余りがだらっとしていると見た目が乱雑に見えたり、ゴミがたまりやすくなりやすいです。

また、足を引っ掛けて転んだり、引っ掛けたことで電化製品が落下するという心配があります。やはりそのような場合にはコードは束ねることがベストです。

コードには「許容曲げ半径」という、ここまでなら曲げられるという許容値があります。

その範囲内で丸く円を描くように輪状にまとめます。次に円でまとめたケーブルを緩めに結束バンドで束ねます。この方法だとコードを安全に束ねることが出来るので参考にしてみてください。

コードを収納するときに結束バンドが活躍する

コードを収納する場合には、やっぱり結束バンドが便利です。こちらでは結束バンドの使い方や気になるポイントをご紹介していきます。

 

コードの束ね方はゆったりと

先ほど少し述べましたが、コードを束ねるコツは「ゆったりと円形」にまとめることです。使用中のコードはもちろんですが、使用していないコードも同様に束ねるようにしましょう。プラグを抜いたばかりだと熱を持っている場合があります。その場合は束ねずに熱が冷めるまで待ってから束ねるようにしてください。

ケーブルをゆるく束ねると負荷が少なく、コードに癖が付きにくいので後日に使用する時、使いやすくなります。コードに無理をかけないことを心がけましょう。

 

他のコードと一緒に束ねない

束ねるときのポイントとして、他のコードと一緒にしないことがあります。複数本まとめると絡まってしまいますし、どの電化製品がどのコードか解らなくなって少し不便です。また、埃やごみを被りやすくなり不衛生です。

自宅内でのコンセントの場所は限られているので、同じ場所にコードが複数になってしまうことが多いですが、コードは必ず一本ずつ束ねるように注意してください。

コードを使用する前に確認するポイント       

コードの束ね方を理解した上で、次は束ねていたコードを使う時に確認したいポイントをご紹介していきます。

 

コードが無理に曲がっていないかどうか確認する

まず、コードがどのような状態にあるかを確認しましょう。もし長く保管していれば曲がっている可能性が高いです。真っ直ぐにしようと無理に伸ばすと中の線が断線してしまい、火災の原因になる可能性があります。

また、真っ直ぐにしようとコードの上に重しを乗せたり、無理にひっぱって固定するのも辞めておくのが無難です。断線する直前に起こるショートの火花が、大きな火事につながるかもしれません。コードに癖が付いていて曲がっている場合は無理な負荷をかけず、伸びるまで待ちましょう。

 

ほこりは火災の原因になる可能性がある     

ほこりは電化製品にとって大敵です。特にコンセントの接続部分には気をつけて下さい。

コンセントとプラグの間に溜まったほこりが空気中の湿気と結びつくと、電気を通しやすい状態になります。

この状態が続くとショートし発火につながります。これをトラッキング現象といいますが、見えない場所からの発火になりがちで、とても危険です。特にテレビの裏などは多くのコードがあり、ほこりがとてもたまりやすい場所です。こまめに掃除機でほこりを掃除することが大切になってきます。

また、水を使用する場所では安全カバーやキャップをつけるようにしましょう。

 

使用していないコードはコンセントから抜く

プラグを挿したままだとコンセントの部分が熱を持ち、故障や火事の原因になってしまいます。

また、コードを抜く時には無理に引っ張らずプラグの部分を持って抜き差しすることにも気を配ってください。先ほどご紹介したトラッキング現象や、負荷による断線など、電気まわりは危険です。コードを使用しないなら、こまめに抜いてきちんと管理し安全に配慮しましょう。

まとめ

コードは束ねず使用することは、基本ですが適切に扱えば結束バンドで束ねることも可能です。コードに負荷をかけず丁寧に扱いましょう。

すっきり整理するために、結束バンドは手軽に使えて最適です。こちらでご紹介したポイントを参考にして、安全に使用してください。

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