結束バンドの材質による違いをわかりやすく解説!

結束バンドは家庭や工場など、さまざまな場面で用いることができるアイテムですが、材質によって特徴が変わります。

そこで、この記事では結束バンドの違いを材質という観点から解説していきます。

結束バンドの材質

結束バンドの材質は、主に5つです。

 

1.     ナイロン

もっとも一般的に結束バンドの材質として用いられているのが、ナイロンです。ホームセンターなどで見かける結束バンドのほとんどは、ナイロン製と考えてよいでしょう。

ナイロンにもいくつかの種類があり、もっともよく用いられるのはナイロン66や高品質のナイロン46です。

湿度が高かったり、高温になったりする場所での使用など、使用環境がより過酷であればナイロン11やナイロン12、ナイロン6、ナイロン9Tが用いられることもあります。

 

2.     ポリプロピレン

ナイロンと並んで結束バンドによく用いられるのがポリプロピレンです。

医療器具などにも用いられることがある材質で、常温の環境下では耐衝撃性に優れています。

 

3.     フッ素樹脂

フッ素樹脂が使われている結束バンドは高性能で、価格も高いのが特徴です。

周辺環境の温度が高くても低くても性能が落ちないので、工場や寒冷地などで用いられることがあります。

 

4.     エラストマー

エラストマーの結束バンドはケーブルや光ファイバを束ねるのに用いられることの多いアイテムです。

弾性の高い高分子化合物でケーブルをやさしくまとめられるため、ケーブルを締め付けすぎるのを防ぐことができます。結果としてケーブルの断線やデータの損失を防止できます。

 

5.     ステンレス

結束バンドの中には金属でできたものもあります。化学薬品や放射能に強いという特徴があるので、過酷な環境下でも使用可能です。

さらに、通常の使用環境ではナイロンやポリプロピレンよりも長持ちします。ただし、価格はやや高くなります。

結束バンドの材質による違い

では結束バンドの材質には、それぞれどのような違いがあるのでしょうか。

 

1.     ナイロンは安価で耐久性が高い

ナイロン製の結束バンドの大きな特徴は、価格と耐久性です。ホームセンターで販売されている結束バンドは安価で、しかも耐候性・耐熱性に優れています。

ナイロン66よりもさらに高い耐候性や耐熱性を求めるのであれば、やや高価なナイロン46が使われている結束バンドを使用するとよいでしょう。

ナイロン11は対塩化亜鉛性、対塩化カルシウム性に優れており、ナイロン12は耐摩耗性や低温下での耐衝撃性の高い材質です。

もし酸性、アルカリ性の薬品を使用する場所で結束バンドを使用したいのであれば、耐薬品性の高いナイロン9Tを使うのがよいかもしれません。

 

2.     ポリプロピレンは耐摩耗性・耐水性・絶縁性に優れている

ポリプロピレンは耐摩耗性、耐水性、絶縁性に優れているのが特徴です。

さらにナイロンと価格はそれほど変わらないものの、酸やアルカリに強いため薬品を用いることが多い工場や医療現場でよく使用されます。高温下での使用にも適しており、幅広い環境で使用できる材質です。

 

3.     フッ素樹脂は耐薬品性・耐熱性・耐寒性が高い

フッ素樹脂でできた結束バンドは、ポリプロピレンのように耐薬品性に優れているのに加え、耐熱性・耐寒性に優れています。

170度程度の高温、マイナス80度程度の低温でも結束バンドとしての性能が落ちないため、とても信頼性の高い材質です。

ただしその分価格が高くなる傾向があり、ナイロン製のものと比較して数倍から数十倍する結束バンドもあります。

 

4.     エラストマーは柔軟性や弾力性に富んでいる

エラストマーはプラスチックとゴムの中間のような性質のある材料で、柔軟性や弾力性があります。

ナイロンやポリプロピレンではケーブルを傷つけてしまう恐れがありますが、エラストマーを使えばより安全にケーブルを使用できます。

ただし最高使用温度は50度と高くないので、高温の環境では使用できません。

 

5.     ステンレスは耐久性など様々な性能に優れている

耐久性を求めるのであればステンレス製の結束バンドがよいでしょう。耐湿性、耐候性、耐薬品性、耐熱性、難燃性、耐放射能性に優れている非常に有用な材質です。

車やバイクの配管といった高温になる場所、湿気の多い場所でも使用可能です。一方で、価格は他の材質と比べて高くなります。

結束バンドの材質別気をつける点

結束バンドは、材質によっていくつか注意点があります。

ナイロンやポリプロピレンは安く、手に入りやすい材質ですが、高温・低温の環境では著しく性能が低下します。屋外で使用する場合、日光や温度、湿度の影響を受けて寿命が短くなる点にも注意しましょう。酸性の薬品に対しても弱いので、使用環境には注意が必要です。

フッ素樹脂の結束バンドは耐候性や耐熱性に優れていますが、価格が高いことと引張強度や耐摩耗性にやや難があることに注意しましょう。

ステンレスは効果であるため、使用するポイントをしっかり決めて不要な支出を防ぐ努力が必要です。

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結束バンドにはさまざまな種類があり、それぞれの材質によって特徴も異なります。材質別の特徴をよく理解することが、結束バンドの適切な使用につながるでしょう。

ぜひ結束バンドを選ぶ際には、材質の特徴を思い起こしてより使用環境にあった製品を選ぶようにしてください。