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電線をパネルの切断部から守る自在ブッシュの使い方を解説

※この記事は製品や技術にまつわるお役立ち情報=豆知識を意図しておりますことから、弊社製品以外の製品や市場一般に関する内容を含んでいることがあります

自在ブッシュ

自在ブッシュの役割は、パネルに開けた穴に電線を通す際、穴のバリ等による傷から電線を保護することです。こちらでは、自在ブッシュの基本的な使い方や種類などについてご紹介します。

自在ブッシュを装着すれば長期間電線を保護できる

自在ブッシュとは、電線を保護するためのアイテムです。

パネルやシャーシといった仕切りに穴を開けて電線を通す場合、穴の切り口が荒れていると電線そのものに傷がついてしまいます。ケーブルや電線によっては、切り口で摩耗した結果、内部の芯が露出して感電してしまう危険性もあるため、電線が傷つきそうな場所にはなんらかの対策が必要です。

そこで利用されるのが、自在ブッシュ。非常に柔らかいポリアミド系合成繊維などの素材でできており、面倒な工事等をする必要もなく、かぶせるだけで簡単に切り口部分を保護することができます。

使われている素材は耐摩耗性や耐衝撃性、耐振動性に優れているため、一度装着すれば長期間メンテナンスフリーで電線を保護できるのがポイントです。

自在ブッシュには定尺タイプとロールタイプがある

自在ブッシュには、大きく分けると穴のふちにはめこむだけの定尺タイプと、穴のふちを巻き込むようにはさんで固定するロールタイプの2種類があります。さらに、それぞれの自在ブッシュにはケーブルや電線を通すための「スリット」がついているものと、ついていないものもあるため覚えておきましょう。

また、自在ブッシュを取り付けるパネルの厚みによって適応サイズが違うため、設置箇所に適した自在ブッシュを選ぶ必要があります。ポリアミド系合成繊維以外に、難燃性を高めた特殊なポリアミド系合成繊維、ポリエチレンなどを材料にしているものなどがあり、その選択肢は豊富です。

自在ブッシュの使い方は簡単!

配線ダクトを使って照明を取り付ける際は、部品や器具の接続をしっかりと行い、安全対策も必ず施しましょう。配線ダクトの取付器具の接続が不十分なまま使用すると、火災の原因になることがあります。また、落下防止チェーンといった安全対策がなされていないと、レールが落下してしまう可能性もあり非常に危険です。照明を複数取り付ける場合には、電気容量を超えないよう合計ワット数に注意しましょう。

配線ダクトを使えば設置できる照明の幅が広がる

自在ブッシュの使い方は、基本的にサイズの合う自在ブッシュをパネルやシャーシの断面に装着するだけ。定尺タイプの自在ブッシュは、穴のふちへはめ込むだけである程度固定することができます。定尺タイプの自在ブッシュに接着剤を塗ってから装着し、より強固に固定しても良いでしょう。

一方、パネルのふちを挟み込むロールタイプの自在ブッシュは、スリットの有無に関係なく最初から粘着剤が塗布してあります。ロール部分でパネルのふちをはさめば、内側に塗布されている粘着剤の効果でしっかり固定できるため、装着後に自在ブッシュがずれたり外れたりする心配はありません。

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パネルやシャーシのふちで電線を傷つけると、電線の寿命を短くしたり感電等のリスクを高めたりしてしまいます。どの種類の自在ブッシュも簡単に装着できるため、手早く電線の安全を確保することが可能です。ぜひ自在ブッシュをお試しください。

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