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配線ダクトに施されるシールド

ケーブルで懸念される問題のひとつが「ノイズ」です。ケーブルが隣接している状態では、ノイズによって性能が低下することがあります。実際の配線環境ではノイズにどのような対策が実施されているのでしょうか? こちらでは、ノイズの概要とノイズ対策のひとつであるシールド付き配線ダクトについてお話します。

ノイズによる悪影響

配線ダクト内部にケーブルが密集している場合、ノイズが発生する可能性があります。ノイズとはケーブルや機器が近い距離で隣接している場合に起こり得る現象です。機器やケーブルにさまざまな悪影響を引き起こします。配線ダクトに通す電線は、ノイズによって電圧が上昇します。配電盤、分電盤など施設に電気を供給する設備では、ノイズによる電圧上昇が問題に発展することもあるため注意が必要です。

ノイズの大きさはケーブル間の距離に比例します。ケーブルの距離を空ければノイズが軽減しますが、配線ダクトではレイアウトの都合上ケーブル間に距離をとることは現実的ではありません。別のノイズ対策が必要です。

ノイズシールドの効果

配線ダクトのノイズ対策のひとつが、ノイズを遮断するシールドです。電磁的なノイズを遮断し、ケーブルの性能低下を防ぎます。配電盤や分電盤などシビアな配線環境で使用する配線ダクトには、ノイズシールドが搭載されています。パンドウイットコーポレーションのシールド配線ダクト、およびノイズシールドは連続した金属ホイルによりノイズを遮断します。ケーブル間に約150mmの距離を空けた場合と同等のノイズ軽減が可能です。

シールド付き配線ダクトのメリット

シールド付き配線ダクトにはさまざまなメリットがあります。ひとつは、レイアウトが自由になる点です。ケーブル間の距離をそれほど意識しなくてもよいため、自由度の高い配線レイアウトが可能となります。これは、配電盤、分電盤のようにスペースが限られている環境での配線では大きなメリットです。また、シールド付きのケーブルが要求されないというメリットもあります。シールド付きのケーブルは一般的に高価なため、コスト削減効果が期待できます。

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一般家庭であればそれほどノイズを意識する必要はないかもしれません。しかし、ケーブルが密集している場所ではノイズが少なからず発生しています。もし、ベストな状態でケーブルを使用したければシールド付きのケーブル、もしくはシールド付きの配線ダクトを使用してみてください。