自宅のLANケーブルの配線をやってみよう!手順・コツを紹介|LANケーブルと結束バンドのことなら|パンドウイット

自宅のLANケーブルの配線をやってみよう!手順・コツを紹介

※この記事は製品や技術にまつわるお役立ち情報=豆知識を意図しておりますことから、弊社製品以外の製品や市場一般に関する内容を含んでいることがあります

LANケーブル

今や家庭の生活基盤となり、必須になったネット環境。しかし、通信環境によっては、電波が弱くなったり止まってしまったりすることも。業者に配線工事を依頼すると、費用が高くなる可能性もあります。

今回は、自宅のLANケーブルをDIYですっきりさせたいという方に向けて、手順とコツをご紹介します。

LANケーブルが邪魔になっていませんか?

自宅にLANルーターを設置したものの、自宅の通信環境などにより配線が多くなってしまい、LANケーブルが邪魔になってしまう場合があります。

掃除機のように使い終わったら抜くというものではないため、片付けづらい印象もあるでしょう。足を引っかけて転倒したり、踏んだりして断線する危険性もあります。

LANケーブルの配線を自分で変更しようとなるとなかなかむずかしいですが、きちんと計画や準備をすることで、専門業者に依頼するよりも安価で済み、自分のニーズに合わせた配線ができるようになります。

手順①まずは設計図を書く

DIYでLANケーブルを配線する場合、まずは設計図を描くことをおすすめします。

設計図といっても、建築図面のような精密なものではなく、ざっくりとした間取りで構いません。LANケーブルの必要な長さなど後でメモできるように、余白は多めにとりましょう。

間取りが描けたら、以下の順序で作成していきます。

光回線などのコンセント位置を書く(スタート位置を決める)

目標の設置場所を書く(ゴール地点を決める)

光回線などのコンセントから目標の設置場所までLANケーブルの経路を記入する

配線の距離が長くなると必要なLANケーブルが長くなり、その分費用がかかるため、できるだけ最短距離で引くようにしましょう。

LANケーブルは丈夫とはいえ精密機器なので、部屋の中央を横切るような配線は避けたいものです。極力壁を伝って引くイメージを持つと、すっきりとした仕上がりになります。

手順②扉など障害になりそうなものをチェックする

LANケーブルを配線する際には経路を確認し、障害となるポイントを把握しておく必要があります。特に障害となる扉や窓については、間違って閉めてしまった場合に断線してしまう可能性があります。障害になりやすいポイントについて、対策を解説します。

 

壁に沿ってケーブルを引きたい場合

廊下や部屋の壁沿いにLANケーブルを引きたい場合は、ケーブルモールを活用しましょう。

ケーブルモールとは、複数のケーブルをまとめて整理したり、隠したりできる保護カバーのようなものです。

ケーブルをまとめることによって、足を引っかける心配がなくなり、なにより見た目がキレイになります。主にホームセンターで1m単位での購入が可能ですが、余ってしまう場合はモール専用のカッターなどで切断したり、足らない場合は継ぎ手のカバーを使って延長も可能です。

 

ドアを通る場合

閉じた状態のドアや窓の隙間などにLANケーブルを通す際、穴を開けるという方法もありますが、なるべく傷をつけたくない場合には、閉じた状態のドアや窓の隙間に通すための超薄型LANケーブルを使います。ケーブルの厚みも1㎜と薄く、隙間を通しやすくなっています。

 

引き戸を通る場合

引き戸にLANケーブルを通す場合、引き戸の開閉回数が多いと断線してしまう可能性があります。

隙間用にアルミなどで強化保護されたLANケーブルを使うと、折り曲げも可能なため、壁際と引き戸に這わすことが可能です。頑丈に作られていますが、戸を勢いよく閉めるなど雑な扱いをすると断線するので気を付けましょう。2枚引き戸の場合は、いつも空けない方の戸の隙間に使い、1枚引き戸の場合でも、開閉の際に毎回衝撃が加わる場所には耐えられないため、上部に開閉の際に戸が当たらない隙間がないかを探し、なかった場合は別の経路を探しましょう。

 

LANケーブルの本数を確認しましょう

想定している配線の経路により、特殊な接続テーブルが必要となった場合は、LANケーブルを使用します。例えば、LANケーブルの想定している経路が4mあった場合や、真ん中に接続コネクタが必要な扉を挟む場合、2mと2mのLANケーブルが必要になります。

配線する際は、位置を調べて必要なケーブルの本数を確認するようにしましょう。

手順➂必要なLANケーブルの長さを測る

LANケーブルの経路が決まったら、次はメジャーを使って経路の長さを測ります。

メジャーは、計測した値から余裕を持たせたとしてもギリギリになることがよくあるため、計測値プラス3mぐらいの余裕を持った長さで測るようにしましょう。

足りない場合は、延長コネクタ等を購入する必要が出てくるかもしれませんが、余った分は結束バンド等でまとめて置くだけで済むので、足りないよりは良いかと思います。

計測が終わったら、実際にLANケーブルを購入します。

手順④何を買うか決める

配線の作業に必要なものを購入する際は、後で足らなくなって買い足すことのないように、あらかじめ何mのLANケーブルが何本必要なのか、そして接続用のケーブルも同じようにどれぐらい必要なのかを決めておきましょう。

また、準備しておくと便利なグッズとして、床や壁などに設置するケーブルを保護するためのカバーの役割を持つケーブルモール、ケーブルを壁に固定するために使うコードフック、そして配線の経路を仮止めするために必要となる、ビニールテープがあると良いでしょう。

手順⑤ビニールテープで仮止め

配線に必要なものを購入したら、まずは設計図でイメージした通りに、ビニールテープで仮止めをして実際に配線してみましょう。

配線の位置を決める際、ケーブルをいきなり取り付けてしまうと、万が一届かなかった場合、固定具を外して着けなおす手間がかかります。まずビニールテープで仮止めをしておくことで、おおよその経路を確認でき、後の固定作業を両手で行えます。

手順⑥設計図どおりにLANケーブルを配線して完成!

仮止めが終わって、LANケーブルの長さに不足がなければ、設計図通りに実際に配線していきましょう。

もし、余ったLANケーブルが長すぎて邪魔になる場合は、結束バンドでまとめるとすっきり仕上がります。誤って足を引っかけることもなく、見た目もキレイになり、配線の管理もしやすくなります。

快適なネット環境をつくりましょう

リモートワークやオンライン会議が一般化しつつある昨今、ますます需要が高まるLANケーブル。しかし、配線が乱雑になっていると、通信速度の遅延や転倒事故を起こしたり、断線してしまう危険性も出てきます。

配線作業をDIYで行うことは難しそうと思われるかもしれませんが、配線をどのようにしたら自分のニーズに合わせられるかをイメージしながら設計図を考え、実際に自分で配線作業を行うことで、満足のいく快適なネット環境を作れるのではないでしょうか。

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