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学校におけるネットワーク構築のポイント

国内におけるIT人材不足の現状を受け、子どもたちにIT教育を提供する動きが目立っています。小中学校など教育機関でも、プログラミング教育やコンピュータリテラシーなど少しずつIT教育が必修化されている状況です。こちらでは、教育機関で急がれているネットワーク構築のポイントについてお話します。

教師用と生徒用のネットワークを分離する

生徒へのIT教育環境を強化する場合、これまで教員が使ってきた校務用のネットワークに加え、新たに生徒が中心的に使う教育用のネットワークを追加することになります。教育の用のネットワークで通信されるのは学習用のコンテンツですが、校務用のネットワークでやり取りされるのは生徒や家庭に関する個人情報です。校務用と教育用のネットワークを混合すると、情報漏えいのリスクが発生します。

そのため、校務用と教育用のネットワークは物理的、あるいは論理的に分離する必要があります。特に、生徒が校務用にデータのアクセスできないようにする対策は重要
です。

ネットワークハブがあれば、有線による端末接続数を増やすことが可能です。また、タブレットやスマートフォンをオペレーションに活用する例も増えていることから、無線の接続数も増加しているかもしれません。一方で、接続数を自由に増やせることから徐々に不必要な端末の接続が増えていることも考えられます。負荷向上による生産性低下を防ぐため、ネットワーク上の端末数を見直してみましょう。

複数台のパソコンに対応できる強力なハブ

プログラミングの習熟には概念的な学習だけではなく、「実際にプログラムと書いて動かす」という行程が必要です。スマートフォンやタブレットで使えるプログラミング学習ツールも展開されていますが、コンピュータリテラシーを身に着けさせるためにはパソコンを使うのが好ましいでしょう。学習のスムーズな進行を考えると、生徒1人につき1台のパソコンを用意するのが理想です。

端末そのものを用意するのは当然のこと、ネットワーク構築の点ではハブの性能にも留意しなければなりません。多数のパソコンで通信しても問題のない、強力なハブを導入しましょう。

無線LAN環境でタブレットやスマートフォンによる教育にも対応

有線LANは通信パフォーマンスやセキュリティ面が評価されていますが、タブレットやスマートフォンで利用できる学習ツールの存在を鑑みると無線LANも導入する価値があります。また、低学年のIT教育を行う教室では、ケーブル類によって児童がつまずく心配がないことから、無線LANが選ばれることも多いようです。

シンプルなネットワーク設計は、原因のスムーズな究明を助けます。また、速やかに切り替え可能な構成にしておくことで、システム停止を避ける取り組みも重要です。

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2020年には小学校でプログラミング教育が必修化されます。それまでネットワーク環境が充実してなかった学校に急ごしらえで設備を導入すると、後からトラブルが発生するかもしれません。教育に必要な設備と、セキュリティ面の安全性・利便性を意識し、ネットワーク環境を慎重に整えるようにしましょう。