カテゴリ6と7の違いをわかりやすく解説

LANケーブルにはいくつかのカテゴリがあり、とくにカテゴリ6と7は通信量の多い環境にも対応できる製品として人気です。

では、カテゴリ6と7にはどのような違いがあるのか、オフィスまたは家庭での使用にはどちらを選べばよいのか解説します。

カテゴリ6と7の違いとは?

カテゴリ6と7の違いは、通信速度と耐ノイズ性です。

LANケーブルには5から始まって5e、6、6A、7、8というカテゴリ分けがなされています。LANケーブルのカテゴリによって、快適な通信が楽しめるかどうかが変わってくるので、カテゴリと通信速度の関係について知っておくことは非常に重要です。

カテゴリの数字が大きくなればなるほど、通信速度が速くなります。したがって、カテゴリ6よりもカテゴリ7のLANケーブルの方が高速通信に適しているということです。

 

一般家庭にはカテゴリ6や6Aがおすすめ

カテゴリ6のLANケーブルは、通信速度が1Gbpsです。これはカテゴリ5eのLANケーブルの通信速度と変わらない数値ですが、伝送帯域を2.5倍に広げることにより、通信料が多くなっても対応できるという大きなメリットがあります。

パソコンを複数台使用していたり、動画や映画を見ることが多かったりする方にぴったりのLANケーブルです。もし5eにしようか6にしようか悩んでいるのであれば、通信機器が増えたときのことも考えてカテゴリ6にしておいた方がよいでしょう。

一方でカテゴリ6Aは、通信速度がカテゴリ6の10倍、10Gbpsになっています。非常に高速な通信を楽しめますが、使用しているパソコンやサーバーが10Gbpsに対応していないものでは最大限の効果を得られないので注意が必要です。

 

主に業務用で使用されるカテゴリ7

カテゴリ7は、通信速度が10Gbpsとカテゴリ6の10倍、カテゴリ6Aと同じです。しかしカテゴリ7はSTPケーブル、つまりシールド処理が施されているLANケーブルです。オフィスや工場で、電磁波の影響による通信障害が起こらないようにしたいのであればSTPケーブルであるカテゴリ7を選ぶこともあるかもしれません。

ただし、カテゴリ7、あるいはさらに上位のカテゴリ8のLANケーブルは接地が必要で、ネットワーク機器にアース処理を施す必要があるので、業務用と考えておいた方がよいでしょう。絶対に通信が途切れてはいけない、通信の遅延もできるだけ避けたい企業や業者が使うのに適しているものであり、あまり一般家庭向けではありません。

カテゴリ6と7の違いによる速度比較

カテゴリ6と7の違いの一つは通信速度ですが、実際にはどのくらいの差があるのでしょうか。

カテゴリ6の通信速度は1Gbps、周波数は250㎒、カテゴリ7の通信速度は10Gbps、周波数は600㎒です。用いる機器やルータの性能、通信環境などによって測定結果が変わることもあります。また、カテゴリ6と7の差があまり出ないこともありますが、カテゴリ7の方が高性能であることは間違いありません。

しかし、カテゴリ7は業務用のため、一般家庭での使用は難しいです。もし、通信速度が速いカテゴリ7のLANケーブルを使用しても、アース処理がなされていないとノイズの影響を強く受けてしまい、カテゴリ6よりも通信速度が落ちる恐れがあるので注意が必要です。そのため、一般家庭で使用するのに最適なのは、カテゴリ6であると言えます。

カテゴリ6と7の違いは体感できる?

実験の環境によってはカテゴリ6と7の速度の差は出ますが、その違いを体感することはできるのでしょうか。

カテゴリ6や6A、7のLANケーブルは、使用しているパソコンやルータなどの性能によって、最大限の効果を発揮できるかが決まってきます。そのためカテゴリ5eのケーブルを使っていて、カテゴリ6のLANケーブルに交換した場合には通信速度がより速くなったのを体感できるでしょう。

しかし一般家庭での使用において、カテゴリ6と7の通信速度の違いを体感するのはなかなか難しいかもしれません。一般家庭では、企業が使用するようなカテゴリ7でなくても、カテゴリ6や6AのLANケーブルを使えば、動画の閲覧やオンラインゲームなども問題なく楽しめるでしょう。費用を抑えることも可能です。

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LANケーブルにはいくつかのカテゴリがあり、通信速度や耐ノイズ性に大きな影響を与えます。そのためLANケーブルを使用する環境や状況に応じてカテゴリを選ぶことが重要です。

一般家庭でインターネットを使用するのであればカテゴリ6や6Aで十分でしょう。ネットワーク機器のアース処理を施せる企業や業者であれば、カテゴリ7の性能を十分に活かすことができるかもしれません。

2つのカテゴリの違いをよく理解した上で、必要とする性能を発揮してくれるLANケーブルを選ぶようにしたいものです。