屋外でも強力で固定できる結束バンドとは|止め方や外し方も紹介|LANケーブルと結束バンドのことなら|パンドウイット

屋外でも強力で固定できる結束バンドとは|止め方や外し方も紹介

※この記事は製品や技術にまつわるお役立ち情報=豆知識を意図しておりますことから、弊社製品以外の製品や市場一般に関する内容を含んでいることがあります

屋外

結束バンドは、長さの余ったケーブルをまとめたり、ごちゃごちゃしているケーブル類をスッキリと固定したりできるアイテムです。また、DIYやメンテナンスなど幅広い用途ができます。しかし、どのような場所でも安定して使用できるわけではありません。そこで今回は、屋外でも強力で固定できる結束バンドとはなにか、結束バンドの止め方や外し方についても紹介します。

 

強力な結束バンドとは

 結束バンドは、素材により結束するループ引張強度や、使用する環境に違いがあります。

ループ引張強度とは、バンドを結束してできたループを引っ張った際の引張強度です。他にも、結束バンドの強度を測るために単純引張強度が用いられます。

単純引張強度は、結束していない状態の結束バンドのバンド部を両端から引っ張って測定するため、ループ引張強度より弱くなることが一般的です。

結束バンドの素材として広く使用されているナイロン製には、ナイロン66や46などの種類があり、強度も高く、耐候性にも優れている特徴があります。

また、金属でできた結束バンド(ステンレススチールバンド)もあります。金属製であるため強度が高く、100kg以上の対象物の固定も可能です。

 

屋外用の結束バンドとは

 屋外用の結束バンドとは、耐候性や耐熱性、耐薬品性のある結束バンドのことです。耐候性のある結束バンドには、安定剤としてカーボンブラックが混合されており、黒い色をしています。

カーボンブラックとは炭素主体の微粒子のことで、高い耐候性を有しているだけではなく、他の物質に影響を与えません。他にも、ナイロンより酸やアルカリなどの薬品に強いポリプロピレン製や、耐熱性や耐寒性、耐候性に優れたフッ素樹脂製の結束バンドがあります。

また、高い耐熱性を持つステンレス製は、錆びにくいため屋内はもちろん、屋外や海中での使用にも適しています。

 

結束バンドの構造と止め方

 結束バンドは、ヘッド部・バンド部(ストラップ部)・テール部に分かれており、バンドの裏面にはギザギザしたセレーションがあります。

ヘッド部にはバンドを差し込む穴があり、穴にバンドを差し込み、ヘッド内の爪で固定される仕組みです。バンド部をヘッドに差し込んでも固定されないときは、バンド部のセレーションの向きを確認します。セレーションはバンドの裏面にしかないためです。

結束バンドを強力に固定するには、まとめたいものの直径より長い結束バンドを選び、しっかりと止めます。

ステンレススチールバンドの止め方

 ステンレス製の結束バンドは、他の素材よりも強度が高く錆びや腐食に対しても耐性があります。100kgを超える対象物でも固定ができ、重たいケーブルも結束可能です。

専用の工具には、以下の種類があります。

 

・スクリュードライバータイプのHTMT

・手動式結束工具のST2MT

・自動結束工具のGS4MT-E

 

結束バンドの外し方

 部屋の模様替えや機器が増えてケーブルが増えたなどの理由から、結束バンドを外したいときがあります。固定した結束バンドの外し方には、道具を使用する方法や、素手で外す方法があります。ここからは、結束バンドの外し方について紹介します。

はさみやニッパーで切る

ハサミやニッパーを使用して切る方法が、最も簡単です。

ハサミやニッパーがあれば誰にでも外せますが、耐久性に優れている結束バンドは切り難いものがあります。勢いあまって手やまとめているケーブルを切ってしまわないよう、注意しましょう。耐久性の高い結束バンドを切る際には、繊維に沿って切ります。切って外した後の結束バンドは、再利用できません。

安全ピンや針で外す

結束バンドは、バンド部のセレーションをヘッド部にあるつめに引っ掛けて固定します。そのため、引っかかっているつめに安全ピンや針を差し込み、隙間を作ると外しやすくなります。針は細く持ちにくいため、持ちやすく力も込めやすい安全ピンがおすすめです。

また、ヘッド部に入るサイズのマイナスドライバーでも外せます。なお、細く尖っている形状は似ていますが、折れやすい爪楊枝は結束バンドを外すことには向いていません。

素手で外す

結束バンドを外すためには、道具を使う方法が簡単ですが、道具がなくても外せます。

そのため素手で外す際にも、結束バンドのセレーションが引っかかっているヘッド部に手の爪を引っかけて外します。

道具を使わない分手軽ですが、爪を折ったりかけてしまったりする可能性があるため、難易度は高めです。

他にも、工具ではないですがリピートタイプの結束バンドが販売されています。リピートタイプは、ヘッド部につめを解除するレバーが付いているため、レバーを押すだけで結束バンドが外せます。

 

まとめ

耐熱性や対候性、耐薬品性に優れている結束バンドは、屋内で使用するだけではなく、屋外でも使用できます。素材により耐性や強度が異なるため、使いたい場所の環境やまとめたいものの直径を参考に、使用する結束バンドを選びましょう。金属製の結束バンド(ステンレススチールバンド)は、耐熱性や強度も高く錆にも強いため、重たいケーブルをまとめたり固定したりする際におすすめです。

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