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ファイバーケーブルコネクタの構造と種類・それぞれの特徴まとめ

日常生活のさまざまな場面で利用されている光ファイバーケーブル。光ファイバーケーブル同士を接続するにはコネクタと呼ばれる部品が必要です。コネクタがなければ、光ファイバーケーブルを接続することは不可能です。コネクタは光ファイバーケーブルを使用するためには欠かすことのできない部品です。そこで今回は、そんなコネクタの構造や種類、それぞれの特徴について説明していきます。

ファイバーケーブルコネクタの構造

コネクタは光ファイバーケーブル同士を接続するという点で、非常に重要な役割を持っています。ここではまずコネクタがどのような構造で、光ファイバーケーブル同士を接続しているのかをみていきましょう。

コネクタは光ファイバーケーブルの先端をフェルールに固定し、機械装置を包み込むことで保護をするハウジングと呼ばれる部分に取り付けられています。また、コネクタを接続するにはアダプタと呼ばれる部品も必要です。

コネクタが凸の部分で、アダプタが凹の部分だと考えればイメージしやすいでしょう。アダプタの両側から、コネクタを差し込み、光ファイバーケーブルを接続します。アダプタによって光ファイバーケーブルの中心軸が揃うように接続することができます。

コネクタとアダプタを利用することによって、光を損失することなく効率よく伝達ですることが可能です。コネクタにはプッシュプル方式のものとねじ締め方式のものがあり、プッシュプル方式は簡単に、ねじ締め方式はしっかりと接続することができます。

ファイバーケーブルコネクタの種類

現在、使用用途や使用環境に合わせてたくさんの種類のコネクタが実際に使用されています。こちらでは、光ファイバーケーブルに使用するコネクタには、どのような種類があるかをご紹介いたします。プッシュプル方式のコネクタとねじ締め方式のコネクタに分けてそれぞれの種類を見ていきましょう。

 

プッシュプル方式で接続するコネクタは下記の5種類です。

 

【プッシュプル方式のコネクタ】

*SCコネクタ

*SCFコネクタ

*LCコネクタ

*MUコネクタ

*MPOコネクタ

 

ねじ締め方式のコネクタは下記の2種類です。

 

【ねじ締め方式のコネクタ】

*FCコネクタ

*SMA905コネクタ

 

ファイバーケーブルコネクタそれぞれの特徴

光ファイバーケーブルを接続するコネクタにはさまざまな種類があり、それぞれ特徴が異なります。そのため、各コネクタの特徴をしっかりと把握したうえで、相応しい場面で使用するべきです。こちらでは先ほどご紹介したコネクタについて、どの場面で使用すべきかの判断ができるようになるために、それぞれの特徴を詳しく解説いたします。

 

SCコネクタ

SCコネクタは現在最も一般的な光ファイバーの端子であり、現在はLANの世界標準コネクタです。コネクタの接続方法にはプッシュプル方式を採用しており、着脱を容易に行うことができます。主にSCコネクタはLAN、CATV や公衆通信回線などに使用されています。

 

SCFコネクタ

SCFコネクタはSCコネクタが2連になっている光ファイバーの端子です。SCコネクタと同様に接続方式はプッシュプル方式で、LANの世界標準コネクタにもなっています。

主にSCFコネクタはLAN、CATV公衆通信回線、伝送システムなどに使用されています。

 

LCコネクタ

LCコネクタは接続方式にプッシュプル方式を採用しています。フェルール径がSCコネクタの1/2であり、非常に小型で高密度な接続が特徴です。主に構内配線、交換機などに使用されています。

 

MUコネクタ

MUコネクタはNTTで開発された接続方式にプッシュプル方式を採用している光ファイバー端子です。LCコネクタと同様にフェルール径がSCコネクタの1/2であるため、非常に小型で高密度な接続が可能です。専用工具を用いて着脱する必要があるため、注意が必要です。主に光端局装置や光中継器などに使用されています。

 

h3MPOコネクタ

MPOコネクタは接続方式にプッシュプル方式を採用しています。

1つのコネクタで複数の光ファイバーをまとめて接続できるように設計されており、多芯タイプの光ファイバーコネクタです。

主に屋内配線や装置相互接続などに使用されています。

 

FCコネクタ

FCコネクタは接続方式にねじ締め方式を採用しており、光ファイバーケーブルをしっかりと固定することができます。主にLAN、CATV、公衆通信回線に加えて、計測器 光機器などに使用されています。

 

SMA905コネクタ

SMA905コネクタは接続方式にねじ締め方式を採用しています。マルチモードの光ファイバーに多く採用されているため、大容量の通信が得意です。主に産業用レーザや光学分光計などに使用されています。

 

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ファイバーケーブル・コネクタは用途に応じて使い分けましょう。光ファイバーケーブルのコネクタは種類も特徴もさまざまです。そのため、それぞれの特徴をおさえていないと、適切な場面で使用することができません。コネクタの接続方法も、簡単に行いたいか、しっかりと固定したいかにより、方法が分けられます。それぞれのコネクタが、どこで性能を存分に発揮するのかを考え、場面に応じて使い分けるのがベストです。