光ファイバーの規格の種類をわかりやすく解説

最近、よく耳にする光ファイバー。皆さんは光ファイバーとはどのようなものかご存じでしょうか

じつは光ファイバーは、私たちの生活に非常に身近なものであり、私たちの生活をより便利にしてくれている存在なのです。そこで今回は光ファイバーの規格とその種類について説明していきます。

光ファイバーの規格は種類によって異なる

光ファイバーの規格は、

*通信関係

*通則

*コネクタ関係

*試験関係

*心線・コード関係

といったように、その分類によって異なります。

また、日本産業規格(JIS)によって規格され、国際規格も有している光ファイバーがあるのに対して、JIS規格のみの光ファイバーもあります。

光ファイバーを取り決めるJIS規格とは

規格とは工業製品の形やサイズ、材質などの標準を文章によって取り決めたものです。このような定義付けは標準化と呼ばれます。

光ファイバーを定義しているJIS規格は、昭和24年の工業標準化法に基づいて制定されています。

JIS規格は国内の国家規格でありますが、世界経済のグローバル化をうけて、国際規格との整合化が進んでいます。

光ファイバーの主な規格一覧

光ファイバーにおける主な規格は次のとおりです。

上述のように、国際規格であるISO、IECに対応しているものもあります。

種類

JIS規格番号

規格名

対応国際規格

通信関係

JIS X 5150:2004

構内情報配線システム

ISO/IEC 11801:2002

通則

JIS C 5990:1996

光伝送用受動部品通則

 

通則

JIS C 5962:2001

光ファイバコネクタ通則

 

コネクタ関係

JIS C 5970:1998

F01形単身光ファイバコネクタ

IEC 60874-7:1993

コネクタ関係

JIS C 5970:1998

F02形単身光ファイバコネクタ

IEC 60874-8:1993

試験関係

JIS C 6183:1992

光スペクトラムアナライザ試験方法

 

心線・コード関係

JIS C 6830:1998

光ファイバコード

IEC 60794-2:1992

 

光ファイバーには規格以外にもさまざまな種類がある

光ファイバーは規格以外にも、構造や使っている材質によって分類ができます。

構造の場合、

*マルチモードファイバー

*シングルモードファイバー

*ダブルラッドドファイバー

*フォトニック結晶ファイバー

という4つに分けられます。

 

マルチモードファイバーは光の進み方が複数ある   

マルチモードファイバーの特徴は、光がファイバー内部で進んでいく際に、複数の進み方をするというのが特徴です。

マルチファイバーのなかにも、

*SI(ステップインデックス)型MMF

*GI(グレートインデックス)型MMF

という2種類に別れます。

SI型MMFは、光の力を伝達するのに使われ、GI型MMFは短距離通信で用いられています。

 

シングルモードファイバーは通信用として一般的

マルチモードファイバーに対して、ファイバー内の光の進みがひとつなのが、シングルモードファイバーです。光が直線的に進んでいくこのファイバーは、通信用として一般的に用いられています。

 

ダブルクラッドファイバーはシングル・マルチどちらにも対応     

ダブルクラッドファイバーとは、クラッドと呼ばれる箇所が2箇所あるのが特徴です。光が進んでいくコアと呼ばれる箇所を大きくすれば、マルチモードファイバーとして、小さくすればシングルモードとなります。

 

フォトニック結晶ファイバーはホーリーファイバーとも呼ばれる 

フォトニック結晶ファイバーはホーリーファイバーとも呼ばれており、ファイバーの断面に、高い屈折率のガラスや空孔を規則的に備えた構造をもっています。

 

光ファイバーに用いられる材質は大きく5つ         

光ファイバーを用いられる材質でわけると、大きく

*石英ファイバー

*多成分ファイバー

*フッ化物ファイバー

*カルコゲナイドファイバー

*プラスチックファイバー

に分けられます。材質に酔って伝送可能な光の波長が異なり、使用したい波長にあわせてファイバーの材質を選ぶのが大切です。

光ファイバーは心線の種類が3つある

光ファイバーは一般的に0.125mmと細く、周囲が保護されており、この状態を心線と呼びます。

そして、心線によっても光ファイバーの種類は分類され、

*0.25mm素線

*0.9mm心線

*テープ心線

という3つに分かれます。

 

0.25mm素線はケーブル化に優れている      

0.25mm素線は、光ファイバーを紫外線硬化型樹脂で覆っています。非常に細く、ケーブル化する際の心線として優れています。

 

0.9mm心線はLANケーブルなどに用いられる       

光ファイバーをノンハロゲン樹脂でコーティングした、0.9mm心線。取り扱いやすく、LAN配線に用いられているという特徴があります。

 

テープ心線は0.25mm素線を平行に並べた構造      

テープ心線は、0.25mm素線を平行に並べている心線です。ケーブル化に適しており、4心タイプは、まとめ光ファイバーに接続できるという特徴があります。

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私たちが知らないだけで、生活のさまざまな場面で光ファイバーは利用されています。そして、その光ファイバーは規格、構造、材料、心線などが異なります。

このように多様な光ファイバーが登場したことで、光回線が誕生し、高速で高容量な通信を遠距離でも行うことが可能になりました。

光ファイバーは私たちの生活をより便利に快適にしてくれている存在だといえるでしょう。