配線のノイズ対策におすすめの方法を紹介

配線の電磁ノイズを抑えるには、ノイズの発生源と受ける側、伝搬経路のいずれかを遮断することが有効です。高ノイズ対応のケーブルを使用する、ノイズの発生を抑え安全な配線が行えます。

本記事では、配線のノイズ対策におすすめの方法を紹介します。

配線のノイズを抑えるための2つの対策

配線をする際には電磁ノイズが発生しないよう対策を立てましょう。

電線の近くに電気機器や別の通信機器があると、ノイズが発生することがあります。ノイズが発生すると、ほかの機器の誤作動を招くほか、通信機器に障害を発生させるなどの問題が起こります。

ノイズを防ぐためには、以下のようにノイズの発生源や伝搬経路、ノイズを受ける電子機器に対策を講じることが重要です。

  1. 電磁除去フィルタを使いノイズの発生を抑える

電磁除去フィルタを使用すれば、配線中の電流のうち電磁ノイズの原因だけを除去できます。たとえば電力の入力側と出力側の間にフィルタを設置し、ノイズをグラウンドに流し出せばノイズの発生が抑えられるのです。
このほか、ノイズ源側に跳ね返す方法やノイズのエネルギーを吸収する方法でも、ノイズの発生をシャットアウトできます。

  1. ノイズの影響を受ける部位をシールド材で覆う

ノイズの影響を受ける電子機器をシールド材で覆うことで、電磁ノイズからの電気的な影響を遮断できます。
電子機器の一部分、影響を受ける対象部位だけを覆うことだけでも効果があります。

  1. ノイズの発生しにくいシールド処理が施されたケーブルを使う

フィルタ、シールド材と合わせて取り入れたいのが、ノイズの発生しにくいケーブルです。シールド処理が施されたケーブルを使用すればノイズの影響が低減し、安定感のある配線が行えます。
このほかにも、電磁除去フィルタやシールド、ノイズの発生しにくいケーブルの効果を上げるのに必要なのが、「安定したグラウンドへの接続」です。

グラウンドとは電圧の基準を決める部分であり、回路の動作を正常化させるのに必要な部分です。グラウンドのインピーダンス(圧と流の比)を低くなるよう接続をすれば、シールドやフィルタ、ケーブルの効果がより大きく発揮され、十分な「ノイズ対策」が行えます。

配線に電磁ノイズが発生する3つの原因

配線に電磁ノイズが発生する原因は主に以下の3つです。
1. 高性能な機器を使用したことで電流の周波数が高くなった
2. アナログ回路の一部からエネルギーが漏れ出た
3. 静電気の放電やスイッチの断続が起こった

このほか、電源自体に問題があり電磁ノイズが発生するケースもあります。

ノイズが発生しづらいケーブルとは

電磁ノイズを無くすのに特におすすめしたいのが、高ノイズ対応のケーブルを使用する方法です。高電圧制御パネルやマシン内でも使用でき、電磁ノイズを起こすことなく安全に電子機器が使用できます。

ノイズの発生しにくいケーブルの仕組み

ノイズの発生しにくいケーブルにはシールド材が使われています。電磁シールドがアルミで覆れているので、チューブの内側に磁気を封じ込め、チューブの内側に施されたアース線を伝い、磁気を安全に外へと除去する仕組みとなっています。

なお、パンドウイットの高ノイズ対応の配線ケーブルならば、600Vまでの高電圧制御パネルやマシン内でも仕様可能です。耐油・耐UV・耐磨耗・耐燃性にも優れているため、過酷な環境下でも安全に配線が行えます。電子機器や工作機器の生産整備、インフラ整備にも安心して導入できるでしょう。

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適切な対策を取り入れれば、配線の電磁ノイズはなくせます。高ノイズ対応のケーブルを使用するなどの方法を取り入れ、大切な電子機器や工作機器が電磁ノイズの影響を受けないように工夫しましょう。