オフィス注目のPoE照明!導入する7つのメリット

近年、企業や家にある照明のほとんどにLEDライトが使われています。LEDライトは発売当初こそ高価だったものの、今では低コスト、長寿命、人件費削減などが謳われ、誰でも入手・使用が可能となりました。しかし、実はいま「PoE技術を搭載した照明」というのも注目されてきているのです。

そのPoE照明とは一体なにか、PoE照明を導入することでどんなメリットがあるのかを、ここでくわしく解説します。

「PoE」とは「LANケーブルで電力を供給する技術」のこと

「PoE」とは、「Power over Ethernet」という技術名の略称です。PoEはコンセントを使わずにネットワーク通信環境に必須の「LANケーブル」を通して電力を供給する技術を備えています。この技術によってコンセントの確保が困難な屋外、天井に取り付ける監視カメラの導入が容易になったのです。

ちなみに、PoE技術で照明をつけるには電力を供給する側の「PSE」と電力を受電する側の「PD」機器の2つが必要です。この2つをつなげた状態で、PD機器のLANポートと照明をつなげれば、インターネット接続をしつつ、照明の電源が確保できます。

PoE照明を導入する7つのメリット

PoE照明を導入するメリットは、
・施工のコストパフォーマンスに優れている
・コンセント(DC電源)がなくても照明を使用することができる
・コンセントの設置工事が不要のため、新規取付や交換のコストが削減される
・照明性能の向上・明るさの均一化
・ネットワーク管理が容易になる
・データ通信と同じでネットワークとして電源を供給できる
・コンセントでつなぐよりも配線が簡素化する

上述のように、PoE照明はLANケーブルで電力を供給する技術のことですから、従来のように個々のコンセントから取り付けられた照明と比べると、明るさの均一化がはかれます。また、不要な施工工事が要らないのもコスト削減につながりますし、なにより照明管理のデータが把握でき、それに対する管理方法や対策が打ち出しやすいというのもよい点といえるでしょう。

PoEを導入した2つの企業事例を紹介

実際にPoE技術を導入したデロイトのオランダ本社があるオフィスビル「The Edge」では、LED照明とPoE技術を両方導入することで、長期間活用できる照明ベースとPoEネットワークの両立を実現させました。これにより、従業員1人あたり33%のコスト削減を行えたという結果が出ています。

また、「Waldinger社」ではPoE技術を搭載した照明を使用したことで、1ヵ所当たりの照明器具が100Wを下回り、毎月の電力消費60%削減を可能にしました。さらにネットワークで照明が統一されたため、外観やオフィス内の審美性を維持することもできたと報告されています。

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PoEシステムという技術は、実はもともと存在していた技術で、新しく生まれたものではありませんでした。しかし、現代の企業経営のなだらかな下落・経営不振が騒がれるなか、なんとかして支出を抑えたいという点から再注目されたのが、このPoE技術を使った照明であると考えられています。低コストでありながらLED照明との併用が可能とわかれば、今後PoEシステムが導入されたオフィスが増えることは間違いないでしょう。

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