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「10GBase-T」は普及する?気になる市場動向

長く普及し続けるデータ通信において、規格の中心は「1000BASE-T(1GbE)」でした。しかし近年、その10倍の速度を持つ「10GBase-T(10GbE)」という規格の需要が高まっています。データセンターや大企業のネットワーク通信では使用されていますが、個人やSMB(Small Medium Business)の環境ではほとんど使われていません。ではなぜ、いま「10GBase-T(10GbE)」の需要が高まってきたのでしょうか。

今回はそんな「10GBase-T(10GbE)」の市場動向について解説します。

10GBase-Tの需要はこれから拡大していく

昨今のLAN規格の主流は「1000BASE-T」で、「10GBase-T(10GbE)」を使用しているのはデータセンターや大企業のみでした。その最大の理由は、非常に高価だったからです。10GBase-T(10GbE)は2008年ごろから登場していたのですが、多くのコストかかってしまう点や、10GBase-T(10GbE)を採用することで消費される電力が大きくなりすぎてしまうという点で実用が難しかったのです。

現在は10GBase-T(10GbE)の規格における半導体プロセスの細微化や、従来のLANケーブル端子に対応した規格に変化したことから、製作コストも抑えられ、個人やSMB環境でも実用化が増えてきました。
この流れにともない、いま10GBase-T(10GbE)の需要は拡大していくと予想されているのです。

10GBase-Tとは何か?おさらい

そもそも、10GBase-T(10GbE)とはコンピュータ間通信規格のことを指します。規格によってデータ伝送速度が変わることが主な特徴で、たとえば10GBのデータを負送るときにかかる時間は従来の1000BASE-Tの場合は約80秒に対し、10GBase-T(10GbE)の場合はその1/10、つまり8秒になると考えられています。

10GBase-T(10GbE)を導入することでパソコンとハードディスク間、ファイルサーバー間で行われるデータ転送がより高速になるのです。

10GBase-Tを導入するために必要なもの

10GBase-T(10GbE)の環境に必要なものは、主に以下の4つです。
① 10GBase-T(10GbE)に対応したLANカード2つ
(サーバー側だけではなく、クライアント側にも必要なため)
② LANケーブル(CAT7以上がおすすめ)
③ 10GBase-T(10GbE)に対応したスイッチングハブ
(複数台のPCをつなぐ場合に必要)
④ Windows7以降のOS環境

これらは10GBase-T(10GbE)環境を作るのに最低限必要なものです。
より伝送速度を速めたい場合は、HDDやSSDなどのストレージ関連を見直してみるとよいでしょう。

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10GBase-T(10GbE)の需要は、拡大の一途をたどっています。社会全体がIoT化していく昨今では、大企業のみならず個人やSMB環境にある企業間でもデータの伝送速度やパフォーマンスの向上は、ますます求められるようになっています。今後導入する予定の企業はまず、自社の環境が10GBase-T(10GbE)を導入するのに必要なものが揃っているか確認をしてみましょう。そのうえで、よりスムーズなデータ伝送が送れる環境を作ってください。