病院では有線LANと無線LANのどちらがおすすめ?病院に適したLANケーブルとあわせて解説|LANケーブルと結束バンドのことなら|パンドウイット

病院では有線LANと無線LANのどちらがおすすめ?病院に適したLANケーブルとあわせて解説

※この記事は製品や技術にまつわるお役立ち情報=豆知識を意図しておりますことから、弊社製品以外の製品や市場一般に関する内容を含んでいることがあります

近年ではネット環境を整えている病院が増えてきています。

しかし、有線LANと無線LANのどちらが病院に適しているのかわからず悩んでいる病院も多いのではないでしょうか。

そこで今回は、病院で使用するのに適しているのはどちらか、病院に適したLANケーブルについて解説します。

インターネットの導入に悩んでいる病院は、ぜひ参考にしてみてください。

 

病院でインターネット環境を整えるメリット

病院でインターネット環境を整えるメリットとしては、以下の3点が挙げられます。

 

 ●医療の効率化

 ●情報共有の速さ向上

 ●入院患者の評判向上

医療の効率化

インターネット環境を整えると、さまざまな医療活動の効率化が図れます。

たとえば、検査の記録などの紙文書をペーパーレス化することで、場所を選ばずに閲覧することができ、検索機能を使用すれば膨大な資料の中から探す手間や時間も省けるでしょう。

他にも以下のような作業が効率化できます。

 

 ●データの記入

 ●資料の作成

 ●情報の閲覧

 ●診察予約

 ●会計

 ●給与計算

 ●病床の空床率の計算

情報共有の速さ向上

カルテなどさまざまな紙文書をデジタル化することで、迅速に情報共有できるようになります。

紙のカルテであれば、保管してある場所に行き、膨大なカルテの中から必要なものを探し出さなければなりませんが、電子カルテなら、アクセスしたいときに場所を選ばずに確認できるため、知りたい情報を素早く確認することができます。

入院患者の評判向上

病室でインターネットを使用したいという入院患者の方は大勢いらっしゃるでしょう。

ネット環境を整えることができれば、時間を持て余している入院患者の方が快適な生活を送れるようになり、ストレスが軽減されるでしょう。

また、孤独を感じやすい環境にいる入院患者がSNSなどを通して他者と繋がることで、孤独の解消にもつながる可能性もあります。

 

病院における有線LAN・無線LANのメリット

有線LANと無線LANには、それぞれメリットがあります。

どの点に重きを置くかによって、有線LANが適しているのか、無線LANが適しているのかが変わります。

それぞれのメリットを理解した上で、有線LANにするか、無線LANにするか選びましょう。

病院における有線LANのメリット

有線LANとは、LANケーブルを使って端末と光回線をつなげる方法です。

病院における有線LAN導入のメリットとしては、以下の2点が挙げられます。

 

 ●導入コストが安い

 ●セキュリティ面が安全

 

それぞれのメリットを解説します。

 

導入コストが安い

有線LANは無線LANよりも導入コストが安く済みます。

ネット環境を整えるには、規模や設置環境によってかかる費用は変化しますが、有線LANの場合は約20万円程度です。

無線LANの場合、別途で設定が必要であるため、その分費用が嵩んでしまうでしょう。

 

セキュリティ面が安全

大勢の患者様の個人情報を取り扱う病院にとって、セキュリティ面の安全性は非常に重要です。

無線LANの場合は、ネットワークにただ乗りされたり、情報を盗まれたりする危険があります。

しかし、有線LANの場合はLANケーブルで接続するため、物理的に外部から不正アクセスすることができなくなるなど、安全性の高さは大きなメリットといえるでしょう。

病院における無線LANのメリット

無線LANとは、LANケーブルなどを使用せず、無線でインターネットに接続する方法です。

病院における無線LANのメリットとしては、以下の2点があげられます。

 

 ●ナースコールに無線LANを取り入れられる

 ●医療機器の不具合防止につながる

 

ナースコールに無線LANを取り入れられる

無線LANはナースコールに取り入れることが可能です。

ナースコールは本来であれば、受付や医局に本体があり、そこにいないと聞こえないため、看護師が必ずスタンバイしていなければなりません。

しかし、無線LANを取り入れると、看護師がスマートフォンを持ち歩いていれば、どこにいてもナースコールが聞こえ、どこからでも対応できるようになります。

また、緊急時とそうでない場合とで、色分けして知らせるなどの設定も可能です。

 

医療機器の不具合防止につながる

ネット環境が整っていない場合、院内でネットを使いたいという患者や来訪客がポケットWi-Fiを持ち込む可能性があります。

個人のポケットWi-Fiは、他の既設Wi-Fiへの影響が考慮されていないため、業務用のWi-Fiとの間でトラブルが起こるおそれがあります。

 

病院で使用するのに適したLANケーブル   

病院で使用するのに適したLANケーブルは、以下の2点です。

 

 ●Cat6(カテゴリ6)

 ●Cat7(カテゴリ7)

Cat6(カテゴリ6)

Cat6とは、1000BASE-T・1000BASE-TX・10GBASE-Tに対応している高速転送用LANケーブルです。

安定した高速通信が可能となっており、データ破損を防止する十字フィラーが入っているのが特徴です。

Cat6には多数の種類がありますが、ツメ折れ防止機能完備やスリム設計で場所を取ら

ないといった特徴があると、ストレスが軽減されるでしょう。

Cat7(カテゴリ7)

Cat7とは、Cat6の10倍の速度で、電磁波の影響による通信障害が起こらないようにシールド処理が施されているLANケーブルです。

Cat6は一般家庭で使われることが多いLANケーブルですが、Cat7は主に業務用として使用されています。

Cat7にもスリムタイプやフラットタイプなどさまざまな形状のLANケーブルがあるため、使いやすいものを選びましょう。

 

まとめ

病院のネット環境を整えると、医療の効率化、情報共有の速さ向上、入院患者の評判向上といった大きなメリットがあります。

有線LANは導入コストが安く、セキュリティ面の安全性が高いのが特徴ですが、無線LANはナースコールに取り入れたり、医療機器の不具合を防止できたりするのが特徴です。

それぞれの特徴を理解し、どちらを導入するか決めましょう。

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