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LANトラフィックとは?トラフィック増加の原因や解決策について解説

※この記事は製品や技術にまつわるお役立ち情報=豆知識を意図しておりますことから、弊社製品以外の製品や市場一般に関する内容を含んでいることがあります

近年、メールのやり取りやテレワークによるビデオ会議などの増加により、データを共有する機会が増えています。

しかし「ネットワークがつながらない」「接続がよく途切れる」などの問題を抱えている企業は多いのではないでしょうか。

そこで今回は、トラフィックが増加する原因と特徴について詳しく解説します。

ネットワークのトラフィックでお悩みの方はぜひ参考にしてみてください。

 

ネットワークのトラフィック増加による影響

社内ネットワークのトラフィック増加は、システム全体に関わる大きな課題です。

トラフィックが増加すると、ネットワークのデータ量が増え、通信速度が低下してしまいます。

そこでまずは、ネットワークを利用する機器にトラフィックが増加する影響と原因について解説します。

トラフィックが増加するとどうなるのか

社内ネットワークにおけるトラフィックが増加すると、ネットワークの遅延やデータの損失などが発生しやすくなります。

クラウド上のサービスにアクセスできなくなるなど、社内全体の業務に支障が生じることもあるでしょう。

また、トラフィックの増加は社内の通信障害などの問題にもつながります。

LAN上でトラフィックが増加する原因

ネットワークは、データ管理やメールサービスなどあらゆる場面で活用されています。

しかし、ネットワークを活用する幅が広くなったことで、トラフィックが増加するケースが増えています。

LAN上でトラフィックが増加する原因としては、以下の2つが挙げられます。

 

●ネットワークを利用する機器の増加

●データ通信量の増加

 

ネットワークを利用する機器の増加

パソコンやスマートフォンなど、ネットワークを利用する機器が増えると、VPNやルーターなどへのアクセスが集中してしまいます。

近年ではテレワークやクラウドサービス利用などにより、社内だけではなく社外からの社内ネットワーク接続も増加しています。

そのため、社内外から大量のユーザーによるアクセスの集中や大容量データのダウンロードなど、さまざまなネットワーク接続が行なわれることでトラフィックが増加してしまうのです。

 

データ通信量の増加

近年では、ネットワーク上で扱うことのできるファイルサイズが大きくなったことや、画像・動画の高画質化などにより、以前よりもデータ通信量が増大しています。

また、アプリのバックグラウンド動作やソフトウェアの自動アップデートなどによりネットワーク機器の処理に負荷をかけたことで、トラフィックが増加していることもあります。

いずれにしても、データ通信量の大きさが問題となっていることがわかります。

そのため、ファイルサイズを小さくしたり自動アップデートをオフにしたりすることで通信量を減らすか、増加した通信量でも問題なく処理できるインターネット環境に更新するなどの対応が必要となるでしょう。

 

LANのアクセス集中を防ぐための方法

ここでは、トラフィック増加の原因となるアクセス集中を防ぐための方法について解説いたします。

アクセスが集中しにくいIPOE方式を導入する

ネットワークのアクセス集中を防ぐためには、IPoE方式を導入するのがおすすめです。

IPoE方式とは「IP over Ethernet」を省略したものであり、従来型のPPPoE方式と比べ、アクセス集中時に、ネットワークの遅延が生じにくくなっています。

IPoE方式は直接プロバイダのネットワークに接続しているため、ONU(ネットワーク終端装置)経由しない分、通信速度が安定するようになっているのが特徴です。

インターネット回線を強化する

トラフィックの増加が一時的なものではない場合は、インターネット回線を強化するのがおすすめです。

以前までは問題なく使用できていたインターネット回線だとしても、従業員数の増加や業務内容の変更などにより、インターネットの利用率が増大した場合、以前までのプランでは不十分となってしまっているかもしれません。

インターネット回線に問題があると判明した場合は、アクセス集中を防ぐため、高帯域なインターネット回線を導入するのがおすすめです。

最新のネットワーク機器を導入する

ネットワーク機器が古い規格となっている場合、周辺機器の動作が不安定になり、通信が途切れやすくなってしまいます。

LANケーブルや機器を最新のものに買い替えると、高速通信に対応できるようになるので、通信速度が遅いと感じた場合は、ネットワーク機器の規格が最新のものであるか確認しましょう。

 

トラフィック増加に対して企業がとるべき対応

ここでは、社内ネットワークでトラフィックが増加した場合に企業がとるべき対応について解説いたします。

トラフィック増加を素早く検知

社内ネットワークにおけるトラフィックの増加は、迅速に感知することが重要です。

しかし、手動で常時ネットワークを監視し続けることは困難である上に人的コストがかかってしまうため、ツールを利用するのがおすすめです。

トラフィック増加の原因究明

社内ネットワークでトラフィックが増加した場合、どのような通信なのか原因を究明する必要があります。

業務では、パソコンやスマートフォンを合わせて扱うことは多く、インターネットを利用する機器の増加により、アクセスが集中することが多いです。

そのため、ネットワーク上にトラフィックが発生したら何が原因なのか正確に原因究明することがポイントです。

トラフィック増加への対策

社内ネットワークでトラフィックが増加した際は、ネットワーク帯域の見直しや回線の増強など、トラフィック増加への対策を取ることが重要です。

契約している回線やネットワーク機器に問題がある場合は、回線のプランを見直したり、ルーターやスイッチといったLANの基幹部分でもあるネットワーク機器を増強したりするのがおすすめです。

 

まとめ

今回は、トラフィックの特徴やアクセス集中を防ぐための方法について解説いたしました。

社内ネットワークでトラフィックが増加すると、通信の遅延やサーバーダウンなどの問題につながります。

トラフィックを増加させないためには、ネットワークの通信経路を監視し、原因を究明することが重要です。

ネットワークを監視することで通信の遅延や機器の故障を早期発見できるようになるでしょう。

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