「圧着端子」と「圧縮端子」用途や構造の違いを徹底比較|LANケーブルと結束バンドのことなら|パンドウイット

「圧着端子」と「圧縮端子」用途や構造の違いを徹底比較

※この記事は製品や技術にまつわるお役立ち情報=豆知識を意図しておりますことから、弊社製品以外の製品や市場一般に関する内容を含んでいることがあります

圧着端子 圧縮端子

電気線と機器をつなぐ際、はんだ付けをせずに接続できるものが「圧着端子」や「圧縮端子」です。用途別によってさまざまな種類が存在し、配線と機器を結んで電気や信号をやり取りするために使われています。 ここでは安全で確実な接続に欠かせない圧着端子と圧縮端子の違いを踏まえつつ、接続の際の注意点についても説明します。

ここでは、マーカープレートの選び方やどのような用途に使われるのか、製品に使われる素材も踏まえて紹介します。

圧着端子・圧縮端子は制御線からケーブルまで接続できる

電線を、遮断器や端子台に接続するための小型端子のこと。細い制御線から電力ケーブルまで幅広く接続できるのが特徴です。家庭内でも、洗濯機や冷蔵庫、電子レンジのアース線の先端に取り付けられているのが確認できます。

圧着端子はダイス部分にポンチを押し付けて端子を圧着しますが、圧縮端子はダイス2組で6角形の形状に圧縮します。圧力を均一にかけられることから素線切れの心配が少なく、端子の先端部分が塞がっているためケーブル内への水の混入がしづらいというメリットもあります。

圧着端子と圧縮端子の3つの違い

圧着端子と圧縮端子では、強度、圧をかける場所、使用場所という大きく2つの違いがあります。

マーカープレートは表示や識別にも使われる

  1. 圧着端子は圧縮端子よりも強度が弱く圧がかかる場所も違う
    圧着端子は部分的な圧着にとどまるため強度が低く、素線切れのリスクがあります。圧縮端子よりも安価であり施工しやすいことから使用頻度が高いことが特徴です。しかし、外径が325sq以上の電線の接続はできないため、圧縮端子が使われます。

    また、圧がかかる場所も2つで異なります。圧着端子はスリーブ状になっている部分の一部のみをつなぎますが、圧縮端子はその全長について均等に圧縮をかけていきます。

    使用場所は器具との接続と電線同士の接続で分かれる圧着端子は主に器具などの接続に使われます。電線同士をつなぐものとしても使われますが、細いものなどに限られます。圧縮端子は、高圧ケーブルのような太い電線同士の接続に使われるもので、電線の強度をそのまま保ちながら接続することができます。

圧着作業は感電事故に十分注意する

圧着作業を行うときは電気が通る電線を直接扱うため、感電事故などには十分に注意しましょう。製品の取り扱いはもちろんのこと、作業中の不測の事態や、接続不良による作業後のトラブルにも十分に注意する必要があります。

正しく圧着できていないと電気線が抜けるリスクが出てくるため、継ぎ目や接合部分を密着させる際にはポイントをよく意識するようにしてください。

圧着端子と圧縮端子はそれぞれの違いを押さえて選ぶ

圧着端子は比較的リーズナブルに手に入れられる部品ですが、しっかりと圧着させなければ事故につながる可能性があります。それに対して圧縮端子は太径のケーブルや電線にも対応し、安全に機器とつなぐことができる一方、コストがかかる問題があります。

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圧着端子と圧縮端子にはそれぞれメリット・デメリットがありますので、作業に用いる際には違いや特徴を押さえて、最適な部品を選ぶようにしてください。

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