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電源コード同士の結束は危険?

ドライヤーなどを使用している際に、電源ケーブルが熱くなっていることに気づいた経験があるかもしれません。電源ケーブルをまとめている場合は、この発熱が火災につながることもあります。こちらでは、電源コードを結束する危険性についてお話します。

電源ケーブルが密接していると火災が発生?

中学校の技術の時間では、「電源ケーブルを束ねて使わないように」と教わることがあります。これは、ケーブルの発熱により火災が起きる可能性があるためです。保管時はケーブルを束ねておいた場合も、結束を解いて使用することが推奨されています。わかりやすい例が電源ドラムです。長い電源ケーブルをひとつにまとめておける電源ドラムは屋外に電気を供給する際に便利な道具ですが、ケーブルがループした状態で使用するのは危険です。実際に、発熱により電源ドラムから発火した例があります。

短い距離で電源ドラムを使用する場合も、ケーブルをすべて引っ張り出すのが基本です。電源ドラムは主に業務で使用される道具ですが、家庭用の機器でも同様のトラブルに注意する必要があります。

ノイズシールドの効果

配線ダクトのノイズ対策のひとつが、ノイズを遮断するシールドです。電磁的なノイズを遮断し、ケーブルの性能低下を防ぎます。配電盤や分電盤などシビアな配線環境で使用する配線ダクトには、ノイズシールドが搭載されています。

パンドウイットコーポレーションのシールド配線ダクト、およびノイズシールドは連続した金属ホイルによりノイズを遮断します。ケーブル間に約150mmの距離を空けた場合と同等のノイズ軽減が可能です。

電流の2乗に比例するジュール熱

ケーブルが発熱するのは「ジュール熱」という現象が原因です。ジュール熱とは物質に電流を流した際に損失となった抵抗分が熱に変換される現象です。抵抗が大きい物質ほど多くジュール熱が放熱されます。ジュール熱は抵抗と電流を流す時間、そして電流の2乗に比例します。つまり、電流がジュール熱に与える影響は大きいということです。消費電力が大きい電化製品を長時間使用する場合は注意が必要です。

電源コードを束ねて使用すると、発熱がさらに大きくなります。上述した電源ドラムのトラブルは、何重にもループされたケーブルが互いにジュール熱を発していたことが原因です。

発熱が高まる家庭の電化製品

家庭用の電化製品でもジュール熱による発火には気を付ける必要があります。上述したように、警戒が必要なのは消費電力が大きい電化製品です。以下のような製品は長時間の使用を控えるとともに、使用する際は必ず電源ケーブルの結束を解除してください。

・ドライヤー

・こたつ

・電気ストーブ

・ホットプレート

・ITヒーター

・電気ケトル

・電子レンジ

・冷蔵庫

・オーブントースター

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結束バンドはケーブルの結束に便利ですが、結束したまま電化製品を使用するのはおすすめできません。電源ケーブルを結束バンドでまとめる場合、長期間使用する予定がない電化製品にとどめましょう。