PoEスイッチングハブとPoEインジェクターに違いはあるの?|LANケーブルと結束バンドのことなら|パンドウイット

PoEスイッチングハブとPoEインジェクターに違いはあるの?

※この記事は製品や技術にまつわるお役立ち情報=豆知識を意図しておりますことから、弊社製品以外の製品や市場一般に関する内容を含んでいることがあります

PoE

効率的にネットワークのスピードとスケーラビリティを向上させることができるのがPoEです。

利用するためには、PoEに対応したスイッチングハブまたはインジェクターを設置する必要があります。この2つの装置は両方とも給電機器であることに変わりはありませんが、具体的にどのような違いがあるのでしょうか。

本記事ではスイッチングハブとインジェクター、それぞれの機能やメリットについて、詳しく解説します。

PoEスイッチングハブとは?

PoEスイッチングハブは、PoE対応機器に電気を提供する装置のことを指します。一般的には、PoEスイッチ・PoEハブ・PoE給電などと呼ばれることが多いです。

 

機能

コンピュータネットワークにおいて、PoEに電力を供給し接続した機器を稼動させるために使用されます。

また、既存のルーターやモデムのLANポートが足りない場合などに集線装置としての役割を果たすことも。転送するデータの行き先を割り当てることも可能で、ネットワーク環境を安定させることができます。

 

メリット

・限定した行き先にデータを転送できる

データの行き先を解析し、必要な行き先にのみデータを転送できます。無駄なやり取りが行われず、安定したネットワーク環境の構築が可能です。

・複数の機器を接続しても通信が安定する

伝送効率を高められる通信方法により、複数の機器を接続した状態でも通信速度が安定します。しかし通信速度はLANケーブルや接続する機器にもよるため、一概には言えません。

・大きい機器にも対応

給電力能力が1ポートあたり57V最大30Wまで対応する製品もあるので、電源供給を幅広く対応できます。

PoEインジェクターとは

PoE非対応のスイッチングハブに、PoE機能を追加する装置のことです。

スイッチと接続先装置の中間に設置され、通信を中継しながら電気の提供を行います。Cat5e・Cat6・Cat6Aなどのイーサネットケーブルを使って電気を提供することで、PoE対応機器とPoE非対応スイッチの接続を可能にします。

 

機能

外部電源が利用できない場所でも、ワイヤレスアクセスポイントの取り付けが可能です。PoE非対応のイーサネットスイッチやルーターにPoE機能を追加し、802.3afと802.3at準拠のエンドポイントデバイスに、PoE接続できるようにします。

 

メリット

・設置が簡単

PoEインジェクターをPoEエンドポイントに接続し、その後イーサネットスイッチに接続するだけで、データ通信と電気を提供できるようになります。

・ネットワークを拡張できる

PoEインジェクターは、PoE非対応のイーサネットスイッチにPoE機能を追加することが可能です。それにより、ネットワークの接続距離を延ばせるため、イーサネットケーブルを経由して電気やデータ通信が端末機器に提供され、接続状況の改善が見込めます。

・投資を抑えられる

既存のイーサネット対応機器とケーブルインフラストラクチャを活用して投資を保護するため、予算に対する影響を最小限に抑えられます。

PoEスイッチングハブとPoEインジェクターの大きな違い

PoEスイッチングハブとPoEインジェクターは、それぞれ装置としての役割が異なります。

PoEスイッチングハブは、給電機能が搭載されているものであればPoE対応機器に電気を直接提供することが可能です。単体での使用が可能であり、電源ケーブルを1本にまとめられるので、設置場所をきれいに整理できます。狭い場所に置きたいときや、レイアウトを美しくしたいときに適しています。

一方でPoEインジェクターは、PoE非対応のスイッチングハブにPoE機能を追加する装置です。すでにPoE非対応のスイッチングハブがある場合や、接続する端末機器を離れた場所に置きたいときに適しています。また、商品によっては複数の機器にまとめて電気を提供することも可能です。

 

PoEインジェクターの使い道

低電圧機器の設置場所に電源コンセントが利用できない場合、PoEインジェクターを使うのが最適といえるでしょう。PoEインジェクターは既存の構造や予算への影響を最小限に抑えつつ、電源供給が困難な場所に機器を設置できます。さらに接続距離を延ばせるため、離れた場所にある機器でもスムーズに接続しやすくなり、より自由度を高めることが可能です。

まとめ

さらなるPoE活用のために導入されるのがPoEスイッチングハブですが、そこに足りないものを補うのがPoEインジェクターの役目です。

新たにスイッチングハブを設置する、なおかつ近くに電源やスペースがある場合は、PoEスイッチングハブで良いでしょう。しかし、PoE非対応のスイッチングハブがすでにある場合や近くに電源やスペースがない場合は、PoEインジェクターのほうが適しているのではないでしょうか。

設置場所や既存の設備を考慮して、適したPoE装置を選んでください。

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