LANケーブルの種類一覧|シーン別のカテゴリの使い分け方も解説

パソコンでインターネットをするときに、欠かせないLANケーブル。ネットや店頭で探してみるとたくさんの種類のLANケーブルが並んでいますが、種類の多さに何を選べばいいのか分からないという方も少なくありません。

今回は、知って得をするLANケーブルの種類や、シーン別の使い分けについて解説します。

LANケーブルの種類

LANケーブルには、さまざまな形状や素材のものがあります。使用場所や環境などの種類別に特徴を見ていきましょう。

 

STPケーブル

STP(Shielded Twisted Pair)ケーブルは、電磁波やノイズを防ぐためのシールドで保護されており、ノイズに強い耐性を持ったケーブルです。ノイズが発生しやすい工場や研究所といった、特殊な環境下におすすめです。

 

金属製外皮LANケーブル

外皮が金属製で耐久性があるため、ペットが噛んだり、人の足や椅子のキャスターで踏むことによる負荷から断線を防止することができるLANケーブルです。倉庫やお店、自宅など さまざまな環境で使用できます。断線は火事の原因ともなりますので、金属製外皮LANケーブルのように耐久性があるケーブルを選ぶことが重要です。

 

PoE対応LANケーブル

「Power Over Ethernat – パワーオーバーイーサネット(電力線ネットワーク)」に対応しており、LANケーブル単体でネットワーク機器へ電力を供給することが可能なケーブルが、PoE対応LANケーブルです。このケーブルを使うことで、ケーブル1本で通信および電力供給が可能となり、PoE対応機器の電源が不要となります。

 

クロスLANケーブル

クロスLANケーブルとは、パソコンのLANポート同士を接続する場合に使用するものです。似たようなものでストレートケーブルがあるため、誤用しないよう注意しましょう。

 

巻き取りLANケーブル

巻き取りLANケーブルとは、持ち運びが簡単になるよう、コンパクトになっているものです。メジャーのように、スピーディーにケーブルを収納・引き出すことができるため、携帯用ケーブルとしておすすめです。

 

フラットLANケーブル

フラットLANケーブルとは、文字どおり、平たい形状の薄型LANケーブルのことです。壁際や狭い隙間に配線することで、すっきりした部屋を実現することができます。

 

極細LANケーブル

極細LANケーブルとは、ケーブルが比較的細い上にやわらかく、曲げやすいのが特徴的なLANケーブルです。そのため、ケーブルが混在している環境ではとても扱いやすいです。

シーン別LANケーブルの使い分け

LANケーブルは通信速度や周波数などの違いによってカテゴリ分けされており、ケーブルの部分にはLANケーブルのカテゴリが書かれています。

どのシチュエーションで、どのカテゴリのLANケーブルを使う必要があるのか、シーン別の使い分けについてご紹介します。

 

一般家庭用

テレビやPCでネットを快適に使いたい場合は、カテゴリ5e以降のケーブルがおすすめです。

通信速度上は問題ありませんが、長時間の動画視聴や大量のデータをダウンロードする場合は、カテゴリ6以上を選択することでネット遅延が起こりにくくなります。

ペットが噛んだり、椅子で踏んでも断線しないような金属製外皮LANケーブルや、カーペットの下や壁際に最適なフラットLANケーブルなどがおすすめです。

 

オフィスなど複数のネットワーク機器を利用する企業

複数のPCやプリンタを使用する企業の場合、カテゴリ6A(6e)がおすすめです。

カテゴリ5e・6よりも周波数およびノイズ耐性が高いため、広いオフィスでの通信も遅延することなく使用できます。

ケーブルが混線しているようなオフィスでは、取り回しができる極細LANケーブルや複数のPC動詞の接続が可能なクロスケーブルを使用するとよいでしょう。

 

精密な機器やサーバなどを利用する

負荷が掛かる精密なサーバや工場などのノイズが発生しやすい環境下では、カテゴリ7以降がおすすめです。

カテゴリ7以降は、通信速度・周波数・ノイズ耐性が高く、逆に一般家庭用に使用すると効果を発揮しないためおすすめしません。

この場合は、ノイズには非常に強い設計となっているSTPケーブルがおすすめです。

 

オンラインゲーム

リアルタイムが大切なオンラインゲームは、通信速度が高く、周波数がともに十分な性能を持っている、カテゴリ7がおすすめです。

オンラインでネットをつなぐ場合、安定した通信速度とノイズ性能が必須となるため、STPケーブルを使用しましょう。

まとめ

LANケーブルの種類とシーン別の使い分けについてご紹介しました。LANケーブルはどれも一緒ではなく、さまざまな種類があり、シーンによってその使い分けが大切なのです。インターネットが遅いと感じる方は、一度LANケーブルを見直してみてはいかがでしょうか。