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ケーブルを天井吊りするために気をつけるべきこと

ケーブルの整理で頭を悩ませているのであれば、ケーブルを天井吊りにすることを検討してみてはいかがでしょうか。今回は、ケーブルを天井吊りにする際の注意点や必要な道具について解説します。

ケーブルの天井吊りの注意点

ケーブルを天井吊りにする際には、いくつかの注意点があります。

 

1. 耐震設計を行い、安全性を高める

ケーブルの天井吊りのもっとも重要な注意点は、やはり安全面でしょう。ケーブルはかなりの重量になるので、天井から吊るすことで天井に負担がかかります。

ケーブルを天井吊りにすれば、床を低くでき、かつ冷却システムの効率も上がるといったメリットが期待できますが、天井や部材の落下の危険性を意識しておく必要があるでしょう。

とくに日本は地震の多い国なので、耐震設計を行うことでリスクを最小限に抑えられます。耐震設計に費用はかかるものの、社員や作業員の安全性を確保することはさらに重要です。耐震設計を行っておけば、データセンター内の機器を守ることにもつながります。

 

2. 空間を有効活用できるレイアウトにする

天井吊りは空間を有効に活用するためのアイデアのひとつです。しかし、レイアウトをよく考えないでケーブルを天井吊りにすると、空間を最大限に活用することが難しくなります。

ラック、天井吊りにするケーブル、他の機器のレイアウトを前もって考慮することにより、メンテナンスしやすく使いやすいデータセンターの構築が可能です。ラックの配置やケーブルの位置を検討することにより、冷却システムの効率を高めることも可能なので、業者と相談しながら決めることが重要です。

 

3. 責任範囲を明確にする

天井吊りにするケーブルを効率よく管理するためには、責任範囲を明確にすることも重要です。多くの場合、パッチパネルを使用することにより視覚的に責任範囲を明確にできます。

責任範囲が明確になっていれば、メンテナンスやケーブルの交換作業もしやすくなり、トラブルを迅速に解決するのに大いに役立つでしょう。

ケーブルを天井吊りにすることには多くのメリットがある一方、トラブルが発生した時の対処法についても計画を立てておく必要があります。

ケーブルを天井吊りする時に必要なもの

では、ケーブルを天井吊りにする際に必要なものについて見ていきましょう。

 

1. ケーブルラック

ケーブルを天井吊りにする際に必要なもののひとつが、ケーブルラックです。ケーブルラックは、天井に固定するケーブルを支えるためのアイテムなので、高い強度が求められます。

 

2. チャネルベース

ケーブルラックを使ってケーブルを天井吊りにするのはよい方法ですが、チャネルベースを使ってケーブルを通すという方法もあります。

チャネルベースはプラスチック製のカバーで、光ファイバーのような取り扱いが難しいケーブルをしっかり保護しながら天井吊りにすることが可能です。

 

3. 天井下地材

天井からケーブルを吊り下げるためには、天井の下地材を使って天井の強度を向上させる必要があるかもしれません。

データセンターの天井は、ケーブルを吊り下げることを想定して作られていない場合がほとんどです。かなりの重量になるケーブルを天井から吊るためには、吊りボルトやブレース材を使った工事が必要となります。

ケーブルや天井の落下を防ぐためにも、天井下地材でしっかり固定しておきましょう。

チャネルベースの3つのメリット

ケーブルの天井吊りには必要なものがいくつかありますが、その中でもとくに重要な部材はチャネルベースです。チャネルベースがあれば、より自由に、必要な分のケーブルを天井吊りにすることが可能となります。

以下でチャネルベースのメリットを3つご紹介しましょう。

 

1. 劣化しにくく好みのレイアウトを構築しやすい

チャネルベースは、プラスチックで劣化しにくく、光ファイバーを含む多くのケーブルを収納することができます。しかも水平90度のフッティングカバーやT字型、十字型のカバーなどさまざまな細かい部品も用意されています。

つまりチャネルベースと複数のフッティングカバーを組み合わせることにより、それぞれのデータセンターに合わせたレイアウトを構築できるということなのです。

 

2. 取り付け・取り外しが容易

チャネルベースは簡単に切断でき、取り付け・取り外しも容易です。特別な工具も必要ないため、短時間でのケーブルの天井吊りが可能です。

 

3. 複数の色の製品が販売されている

チャネルベースは複数の色の製品が販売されているため、色別にケーブルを分けることも可能です。より管理やメンテナンスがしやすくなるような工夫を施すことで、データセンターの空間をより効率よく使用できるでしょう。

 

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ケーブルを天井吊りにすると、ケーブル自体をしっかり守れるだけでなく、データセンターの冷却システムが効率よく作動し、メンテナンスも簡単に行えるようになります。

ただし最大限の効果を得るためには、ケーブルの天井吊りに適した部材を使用しなければなりません。レイアウトや部材をしっかり検討して、効果の高いケーブルの天井吊りを実現しましょう。