戸建て住宅での光回線工事で押さえておくべき基礎知識|LANケーブルと結束バンドのことなら|パンドウイット

戸建て住宅での光回線工事で押さえておくべき基礎知識

※この記事は製品や技術にまつわるお役立ち情報=豆知識を意図しておりますことから、弊社製品以外の製品や市場一般に関する内容を含んでいることがあります

戸建て住宅

戸建て住宅に光回線を引くためには、光ファイバーの引き込み工事を行う必要があります。工事そのものは業者が請け負いますが、工事開始までの手続きや準備などは自分でしなければならないので、大まかな内容や流れを事前に把握しておきましょう。ここでは戸建て住宅で光回線工事を行うときに知っておきたい基礎知識と、工事の注意点についてわかりやすくご説明します。

戸建ての光回線工事の内容・流れ

光回線事業者は複数ありますが、回線工事の申し込みからインターネットの接続までの流れはほぼ共通しています。ここでは戸建ての光回線工事の流れを3つのステップにわけて説明します。

 

ステップ1. 光回線の申し込み

光回線事業者に電話またはメールフォームなどから光回線の申し込みを行います。戸建ての場合、光回線の乗り換えでなければ、必ず光回線の工事が必要です。

光回線の工事は立ち会いが必要ですので、必ず自宅にいる日時を確認して工事の予約を入れましょう。光回線の工事は平日だけでなく、土日祝日も可能ですが、休日の工事は混み合うため、開通までに時間がかかる場合があります。

 

ステップ2. 光回線工事

指定した日時に業者が訪れ、以下の手順で光回線の工事を行います。

 

①電柱から光ファイバーケーブルを引き込む:一番近い電柱から光ファイバーケーブルを引き込み、外壁に沿わせて固定します。

②光ファイバーケーブルを室内に引き込む:電話線やエアコンの配管などを利用し、光ファイバーケーブルを室内に引き込みます。適当な配管がない場合は、外壁に小さな穴を開けてケーブルを通しますので、あらかじめ穴を開ける場所を決めておきましょう。

③光コンセントを取り付ける:最後に室内へ光コンセントを設置し、ONU(回線終端装置)やルーターと接続すれば工事完了です。ルーターとの接続は自分で行いますので、取扱説明書を読みながら正しい手順で接続しましょう。

 

ステップ3. ADSLの解約

光回線の前にADSL回線を利用していた場合は、解約手続きを行います。解約自体はどのタイミングでも行えますが、途切れなくインターネットを使用したい場合は、光回線工事が終わったタイミングで解約手続きを行うのがベストです。

 

戸建てで光回線工事を行う際の注意点

戸建ての光回線工事を行うにあたり、注意しておきたいポイントを2つご紹介します。

 

新築戸建ては開通までに時間がかかる場合がある

光回線は、光ファイバーが通っているエリアなら利用可能ですが、工事の日程を決める段階で住所登録が済んでいない場合、どの電柱から光ファイバーケーブルを引き込めばよいか判断することができません。戸建ての住所登録には3~4日ほどかかりますので、新築に光回線を引き込む場合は申し込みから工事の予約まで時間がかかる可能性があることを頭に入れておきましょう。

 

光回線工事の費用に要注意

光回線工事は本来、15,000円~20,000円ほどの施工費がかかりますが、多くの光回線事業者では新規顧客を取り込むため、初期工事費を無料またはキャッシュバックするキャンペーンを実施しています。

ただ、こうしたキャンペーンは一定期間、回線を利用することを前提としているため、短期解約すると無料になったぶんの工事費を一括請求されるケースがほとんどです。たいていの場合、工事から一年が経過すれば制約はなくなりますが、事業者によってルールが異なりますので、契約内容をよく確認することが大切です。

 

戸建てで光回線工事ができない場合とは?

光回線は基本的に、光ファイバーケーブルが通っているエリアであればどなたでも利用可能です。

ただ、環境や条件によっては光回線対応エリアでも、工事できない場合があります。ここでは光回線の工事ができないケースを2つご紹介します。

 

最寄りの電柱から距離がある

光回線工事では、最寄りの電柱から光ファイバーケーブルを引き込む必要があります。もし近場に電柱がない場合、敷地内に新しい電柱を建てなければならず、約10~30万円のコストがかかってしまいます。回線事業者の初期工事無料キャンペーンは、あくまで基本的な工事費のみに適用されるものなので、電柱の新設にかかる費用は自分で支払わなければなりません。

なお、最寄りに電柱がなくても、地中に電線やケーブルが埋まっている場合は、自宅まで回線パイプが敷設されていれば光回線を引き込むことが可能です。

 

隣家の許可が下りない

最寄りの電柱と自宅の間に他の戸建てが建っている場合、隣地をまたいで光ファイバーケーブルを引き込むことなります。もちろん隣家にケーブルが干渉しないよう工事しますが、頭上にケーブルが通ることに抵抗を覚える方も少なくありません。工事の許可は回線事業者が代行してくれますが、もし許可が下りなければ別の手立てを考えた方がよいでしょう。

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戸建てに光回線を引き込む場合は、申し込みから開設までスムーズに進むよう、あらかじめ工事の内容や流れを確認しておくことが大切です。戸建ての状態によっては、隣家の許可が必要だったり、壁に穴を開けたりしなければなりませんので、光回線工事を申し込む前に、自宅や周辺の状況をチェックしておきましょう。

また、光回線工事はおよそ1ヶ月前から予約を入れられますが、立ち会いが必要なうえ、工事の予約は先着順ですので、場合によっては開設までに時間がかかることもあります。新築などで、入居と同時にインターネットを使いたい場合は、早めに回線事業者の選定や工事予約を行うようにしましょう。

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