Wi-Fi接続のためのLANケーブルの選び方を分かりやすく解説

自宅で無線LAN(Wi-Fi)を使っている方でも、ときには有線LANに変えたいと思うこともあるでしょう。有線LANのほうが家電などの機器の影響を受けにくく、安定した通信が楽しめるからです。

ではWi-Fi接続をするときのLANケーブルの選び方について解説します。

Wi-Fi接続にはLANケーブルが必要

まず重要なポイントとして、Wi-Fi接続にはLANケーブルが必要です。無線LANにはケーブルを挿し込むLANポートがあり、そのLANポートとパソコンなどの機器にLANケーブルを接続すれば、Wi-Fi接続が完了します。こうして有線LANで接続することにより、安定性とセキュリティ性が高まります。

とくにテレワークが推進されている昨今では、自分のパソコンに入っている重要なデータを盗まれないために、LANケーブルを用いたWi-Fi接続は非常に有効です。自宅から会社のネットワークにアクセスしている場合には、情報漏洩を防ぐためにもできるだけ有線LANを使ったほうがよいかもしれません。

Wi-Fi接続のためのLANケーブルの選び方

Wi-Fi接続でスムーズにインターネットを使い続けるためには、LANケーブルの選び方が非常に重要です。いくつかのポイントがありますが、そのひとつがカテゴリです。LANケーブルにはカテゴリがあり、記載されている数字が大きくなればなるほど通信速度が上がります。もっとも通信速度が遅いのはCat5です。

そこからCat5A・Cat6・Cat6A・Cat7・Cat7Aと続いていきます。Cat8が現在もっとも通信スピードの速いケーブルです。もっともおすすめなのはCat6です。通信速度と費用のバランスがもっともよいケーブルで、日常生活で使用するのであれば不満を感じることはありません。次に考慮すべきなのがLANケーブルの形状です。

LANケーブルにはスタンダート・フラット・スリムの3つの種類があります。スタンダードはケーブルの直径が大きく、高品質で安定した通信の実現に役立ちます。もっともよく用いられるLANケーブルで、オフィスや一般家庭でよく見かけるのはこのタイプのLANケーブルです。

続いてフラットは、平たいケーブルです。別名パスタケーブルとも呼ばれ、きしめんのような形状をしています。ドアの下の隙間からケーブルをとおしたいときなどに便利なタイプで、カーペットの下を通すことも容易です。踏みつけには強いですが、平たい分ノイズの影響を受けやすいので注意が必要です。

3つ目はスリムです。ケーブルの直径が小さいため、狭い場所でも配線しやすいという特徴があります。ただし踏みつけや引張りに弱く、ノイズが入る恐れもあるので、配線する場所には気をつけましょう。

続いて考慮すべきポイントは、LANケーブルの長さです。短すぎるのは論外ですが、LANケーブルが長すぎるとノイズの元です。とくに家の中で部屋をまたいで配線したい場合には、どのくらいの長さのLANケーブルが必要なのかをしっかり計算して購入すべきです。最後にLANケーブル内の形状を考えます

。LANケーブルには単線とより線という2つのタイプがあります。単線とは太い銅線が8芯分入っているもので、硬いのが特徴です。曲げて使うことが難しいLANケーブルですが、安定してインター通信ができます。一方でより線は、7本の銅線が8芯分入っているケーブルです。ケーブル自体が柔らかいので、簡単に配線できます。

ただしより線はノイズに弱いので、配線が10mよりも長くなる場合には単線、距離が5m以下で短い場合にはより線を使うのがおすすめです。

Wi-Fi接続のためのLANケーブルに関する注意点

Wi-FiにLANケーブルを接続するとより安定した通信が楽しめますが、注意すべき点もあります。まず配線する距離があまり長くならないようにすべきです。LANケーブルは理論上100mまでは問題なく通信ができます。ただし実際には気温や劣化などを考慮して80m程度にしておいたほうが安全です。

さらに回線の速度とLANケーブルのスペックが合うようにしなければなりません。回線が速くてもLANケーブルのカテゴリが低かったりケーブルが古かったりすると十分な性能が発揮できません。Cat6などより速い通信速度に対応しているケーブルを選びましょう。

またLANケーブルをつなぐ際には、できるだけネットワーク機器やパソコンの電源を落としてから接続しましょう。それほど大きな問題にはなりませんが、より安全にLANケーブルを接続するためには、ルータやパソコンの電源が入っていない状態でつなぐのが最善です。

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Wi-Fi接続をスムーズに行うためにはLANケーブルを慎重に選ぶことが非常に重要です。LANケーブルにはカテゴリや形状などいくつかのポイントがあり、どのような配線をするか、どこに配線するか、どんな性能を求めるかなどによって選ぶべきLANケーブルが変わってきます。

これからWi-Fi接続をLANケーブル使って配線したいと考えているのであれば、事前にどんなケーブルが必要なのかをよく考えて十分な準備をしましょう。