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ビル全体をIoT化する5つの意義と2大リスク

※この記事は製品や技術にまつわるお役立ち情報=豆知識を意図しておりますことから、弊社製品以外の製品や市場一般に関する内容を含んでいることがあります

ビル

「ビル全体のIoT(Internet of Things)化」とは、いままでインターネットにつながっていなかったものをインターネットとつなぐことです。従来のインターネットはコンピュータ同士をつなぐものでしたが、近年はモノのデジタル化によってインターネットとつなぐことで用途のバリエーションが増えてきました。そしていまIoT化はビルにまで及んでいます。

今回は、ビル全体のIoT化について解説します。

ビルをIoT化する5つの意義 電力コスト削減・生産性向上など

ビル全体をIoT化する意義は以下の5つです。
1.ビルの照明調整による電力コストの削減
2.ビルの分析・管理の最適化を図るため
3.ビルの監視システムで稼働状況を知ることができるため
4.温度調整によるCO2排出量削減
5.ビル全体の長期的生産性の向上

これら5つの意義は、結果として企業業績の上昇や利益の増大につながり、働く従業員へと還元されていくのです。また、これらの意義を成しえることで労働環境の改善や効率化が進むだろうと予測されています。

ビルをIoT化することの2大リスクも無視できない

ビル全体をIoT化させることには、メリットだけではなくデメリットやリスクも存在しています。
デメリットは以下の2つです。
*サイバー攻撃をされたとき、ビル全体に被害が及ぶ可能性がある
*ビル全体にIoTを導入することの労力や時間、費用が増大する

意義やメリットに比べ、デメリットやリスクは少ないように思えます。しかし、この2つのリスクとデメリットは企業にとって経営状況を危機に陥れるほど重要なものです。特にサイバー攻撃がIoTのシステム自体に向けられた場合は、ビルを含むすべてのシステムに異常が起きることになります。医療現場のビルでそうしたことが起これば、命に関わる異常事態となってしまうでしょう。

ビルをIoT化するならセキュリティ対策は必須

上述のように、ビルをIoT化するとき「サイバー攻撃」のリスクを伴うため、万全なセキュリティ対策が必須です。近年はサイバー攻撃が大規模化、高度化しているため、個人が使用しているセキュリティソフトでは太刀打ちできないでしょう。

2018年に経済産業省は「産業サイバーセキュリティ研究会」のなかで「ビルサブワーキンググループ」を設置し、サイバー攻撃に関する対策を共有しながらガイドラインを作成する方針を固めました。現在はその最中で策定された「ロードマップ策定」をもとに、各ビルの現状や課題に合わせた対策が進められています。これからビルのIoT化を進めるのであれば、必ずビルの現状と課題を明確にしておきましょう。

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ビルのIoT化には大きなリスクもあるため、セキュリティ対策をあわせて進めていく必要があります。ただ、2つをあわせて進めていくことで得られる長期的なメリットは大きいものです。最大のメリットを得るためにしっかり対策を練りましょう。

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