LANケーブルの伝送帯域

通信機器やLANケーブルは通信速度で評価されています。一方で、「伝送帯域」も最終的な通信品質に影響する重要な値です。こちらでは、この「伝送帯域」の概要についてお話します。

伝送帯域とは

伝送帯域とは、データを伝達するために使われる周波数の幅広さを示す値です。単位として「Hz(ヘルツ)」が用いられます。「帯域幅」「帯域」といった呼称も一般的です。具体的には、データ伝達のために用いられる波の最小周波数と、最大周波数の差が伝送帯域となります。

Hzは「1秒あたりの波の数」を表すために用いられる単位です。5Hzは1秒間に5回揺れる波を示します。伝送帯域を1~5Hzと考えた場合、それぞれの帯域の波は違う情報を伝達可能です。つまり、伝送帯域の幅が大きいほど単位時間あたりに伝達できる情報量が多いことを意味します。

こうした理由から、伝送帯域の値は「通信速度」と同義として考えられることが少なくありません。「1秒あたりの伝送ビット数」である「bps」と同様に、通信機器や回線の品質を示す指標のひとつとして認識されています。

各カテゴリーの伝送帯域

LANケーブルは「CAT」で分類されており、それぞれ伝送帯域が異なります。代表的なCATの伝送帯域をご紹介します。

・CAT5 :100MHz

・CAT5e:100MHz

・CAT6 :250MHz

・CAT6A:500MHz

・CAT7: 600MHz

・CAT7e:1000MHz

通信速度が遅いのはLANケーブルが原因の可能性

伝送帯域は、「道路の車線数」に例えられることがあります。同じ時速60km制限の道路でも、車線数が多いほど全体の交通量は増すでしょう。

LANケーブルの各CATにも、通信速度と伝送帯域が設定されています。通信機器のスペックに対して期待している速度が出ていない場合は、LANケーブルの通信速度・伝送帯域のいずれかがパフォーマンスを下げている可能性があります。機器のスペックは日進月歩で向上しており、すでにCAT5のLANケーブルでは本来のスピードが発揮されないケースが多いようです。通信にストレスを感じる場合は、LANケーブルのCATに注目してみましょう。

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伝送帯域は通信速度と並び、通信品質を決める重要な要素です。例としてCAT7、CAT7eの通信速度は同じですが、後者は伝送帯域が大きいためより速い通信が期待できます。高速通信可能なネットワーク環境を構築する際は、伝送帯域をLANケーブルの選択基準のひとつとして加えてください。

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