LANケーブルの長さは通信速度に影響する?

LANケーブルは使用されるネットワーク環境に応じてさまざまな長さのものが展開されています。こちらでは、LANケーブルの長さが通信速度に与える影響についてご紹介します。

長さによる通信速度の違いは誤差

市場にはさまざまな長さのLANケーブルが流通しています。ネットワーク環境の規模や複雑さによって異なる長さのLANケーブルを使い分けるのが一般的です。なんらかのデータがケーブル内部を「通過している」と考えると、LANケーブルの長さが通信速度に影響を与えることもありえるのでしょうか。

この疑問については、すでにいくつかの企業や機関が実験を行っています。同じ規格で長さの違うLANケーブルを用意してそれぞれの通信速度を測定した実験では、「長さはほとんど通信速度に影響しない」ということがわかっています。少なくとも100mまでの長さであれば、長さによる通信速度の違いは誤差と考えていいようです。

ただし、いずれの実験も「長さによる通信速度への影響」のみを測定するために、極めて好条件の下で行われている点には注意が必要です。長いLANケーブルを実際の現場で使うということは、その分外部ノイズの影響を受けやすいということを意味します。データセンターなどネットワークの速度が重要視される環境では、ノイズによる速度変化が生産性に影響してくることも考えられます。

コネクタを中継する場合は要注意

実際のネットワーク環境では、必要なLANケーブルの長さを実現するためにしばしばコネクタが使用されます。「LANケーブルの長さによる通信速度への悪影響はない」と言えるのはあくまでコネクタを挟まないケースの話です。コネクタを複数使用する場合には、その数に応じて通信のパフォーマンスは低下してくるかもしれません。

とりわけ「CAT6A」のLANケーブルを使用している場合、コネクタでの延長はおすすめできません。CAT6AのLANケーブルは優れた通信品質を実現するために、複雑で精巧な内部構造が採用されています。むやみにコネクタを挟むと、CAT6Aの優れたパフォーマンスを無駄にしてしまうこともあるのです。

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お話したとおり、シビアなネットワーク環境でないかぎりLANケーブルの長さによる通信速度への影響は誤差です。ただし、通信速度の誤差が生産性に大きく影響するような現場では、少々神経質になるべきかもしれません。また、コネクタによる延長は、基本的に通信速度には好ましい影響を与えないため注意してください。

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