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通信速度1ギガとは?LANケーブルの違いと選び方について

※この記事は製品や技術にまつわるお役立ち情報=豆知識を意図しておりますことから、弊社製品以外の製品や市場一般に関する内容を含んでいることがあります

LANケーブル

LANケーブルはパソコンやゲーム機など、様々なデバイスを有線接続するために必要な部品です。そんなLANケーブルにはCat(カテゴリ)と呼ばれる規格があり、規格ごとに通信速度や伝送帯域などの性能が違います。そこで今回の記事では、LANケーブルの性能の違いや選び方について紹介します。

 

通信速度1ギガとは

インターネットの通信速度には主に「Kbps(キロビーピーエス)」「Mbps(メガビーピーエス)」「Gbps(ギガビーピーエス)」「Gbps(ギガビーピーエス)」の種類があります。

bpsとは「bit(ビット)per(パー)second(セカンド)」の頭文字を取った略語のことで、1秒間に送れるbitを表しています。

1ギガとは1Gbpsを表し、1000Mbpsです。

また、通信速度には「下り速度」と、「上り速度」の2種類があります。下り速度は、データを受信する速度を差し、上り速度とは、データを送信する速度のことです。

 

LANケーブルの違い

LANケーブルには、Catを始めとしたさまざまな違いがあります。規格が新しい方が自分のインターネット環境に合っているとは限らないため、LANケーブルを購入する際にはLANケーブルの違いを確認しましょう。

Cat(カテゴリ)違い

LANケーブルには、Catという規格があり、通信速度や伝送帯域などに違いがあります。

Catによる違いは、以下の通りです。

Cat(カテゴリ)

通信速度

伝送帯域

Cat5

100Mbps

100M

Cat5e

1Gbps

100M

Cat6

1Gbps

250M

Cat6A

10Gbps

500M

Cat7

10Gbps

600M

Cat8

40Gbps

2000M

このため、1ギガのLANケーブルは、Cat5e以上からです。

シールドの違い

LANケーブルには、シールドがあるものとないものがあります。シールドとは、LANケーブルにアルミ箔による保護の有無であるため、外見からは見分けられません。

LANケーブルを購入する際には、パッケージに「UTP」もしくは「STP」の表記があるかを確認しましょう。

「UTP」とはシールドが施されていないタイプで、LANケーブルのCatはCAT6以下です。「STP」はシールドが施されているためノイズに対する耐久性が高くCat7以上のLANケーブルです。

単線とヨリ線の違い

LANケーブルのカテゴリやシールドの有無が同じでも、単線とヨリ線の違いがあります。LANケーブルの内側には、8本の芯線が入っており、芯線1本が1本の銅線でできているLANケーブルを単線と呼び、芯線1本が7本の動線からできているLANケーブルをヨリ線と呼びます。

単線は堅くて取り回しがし難い反面、優れた安定性があることが特徴です。一方ヨリ線は、安定性は劣るものの、取り回しのしやすさが特徴になります。

ストレートケーブルとクロスケーブルの違い

LANケーブルのパーケージには、ストレートケーブルまたはクロスケーブルと表示されています。

外見から見分けるには片側のコネクタの配線と、もう片方のコネクタの配線を比べます。配列が両側で同じならストレート、クロスしている部分があればクロスケーブルです。ストレートケーブルは、パソコンとルーター、パソコンと周辺機器などの接続に使用し、クロスケーブルはパソコン同士の接続に利用します。

形状の違い

LANケーブルの形状には種類が複数あります。

スタンダードタイプは、一般的な丸型のLANケーブルです。他の形状よりもケーブルが太いため、最も安定性の高い形状といえます。

フラットタイプは、厚みが1ミリ程と薄いLANケーブルです。狭い箇所や隙間にも配線しやすく、取り回しやすい形状ですが、ノイズに弱いため長距離での使用には向きません。

極細タイプは、スタンダードタイプの半分程度の太さで、丸型のLANケーブルです。細いため、取り回しや持ち運びにも便利ですが、安定性はスタンダードタイプに比べると劣ります。

 

LANケーブルの選び方

通信速度が10GbpsのLANケーブルを使用したとしても、契約しているインターネットサービスの通信速度が1Gbpsだった際には、通信速度は1Gbpsです。そのため、LANケーブルを購入する際には契約しているインターネットサービスの通信速度に合わせましょう。

また、パソコンやルーター、周辺機器など接続したい機器の距離やインテリアに合わせたLANケーブルの選び方もあります。通信速度や安定性の観点から、おすすめはCat6A(カテゴリ6A)のスタンダードタイプのLANケーブルです。

 

LANケーブルの見分け方

多くのLANケーブルには、カテゴリ名または配線規格名が印字されていますが、なにも印字されていないLANケーブルもあります。

なにも印字されていない場合は、パソコンを使用するとある程度見分けることが可能です。パソコンでは通信速度が分かるため、通信速度100MbpsならCat5、1GbpsならCat5e・Cat6などが分かります。

調べ方は、インターネットにつながっている状態のパソコンを起動させ、ネットワークと共有センターから「ローカルエリア」または「イーサネット」をクリックすると速度がわかります。

 

まとめ

LANケーブルには、通信速度や伝送帯域、シールドの有無などの違いがあるCat(カテゴリ)や形状などに違いがあります。

Catの数字が大きいほど通信速度や伝送帯域が高くなりますが、必ずしも安定したインターネット環境になるとは限りません。そのため、一般的な家庭で使用する際のLANケーブルは、Cat6Aがおすすめです。

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