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知っとく&納得、結束のあれこれ #18
紫外線を浴び続けたケーブルは危険?


太陽から降り注ぎ、人間の肌に少しずつダメージを与える紫外線。あまり知られていませんが、紫外線は無機物にも悪影響を及ぼします。ケーブルの皮膜も例外ではありません。こちらでは、屋外で紫外線を浴び続けたケーブルの危険性についてお話します。
紫外線を浴び続けたケーブルは危険?

ポリエチレンは紫外線に弱い


屋外での中長期的なケーブルの使用を想定している場合、紫外線によるケーブルへの悪影響を考慮する必要があります。とりわけ注意すべきなのが、被膜としてポリエチレンが使用されているケーブルです。ポリエチレンは耐候性が低く、紫外線による劣化か起こり得ます。

ポリエチレンが紫外線のもとに長期間さらされると次第に変色していきます。最終的には破損することも珍しくありません。ひび割れや反りなど、他にもケーブルの被膜として好ましくない影響が考えられます。

ポリエチレン自体はケーブル被膜としてスタンダードな素材です。屋外にポリエチレンのケーブルを露出させる場合は、紫外線による劣化状況に注意する必要があります。

架橋ポリエチレンまで露出したケーブルは危険信号


上述したように、ポリエチレンのケーブルは紫外線の悪影響を強く受けます。劣化の状況によっては、すぐに使用を中止しケーブルを交換すべきです。

ケーブルの内部には導体が存在しており、その周りをポリエチレンの皮膜が覆う構造になっています。紫外線による激しい劣化が起きた場合、外側を覆う被膜が破れ導体を絶縁している架橋ポリエチレンが露出してしまうことがあるのです。

架橋ポリエチレンは導体を絶縁する最後の壁であり、破れると導体が露出してしまいます。万が一、導体同士の接触が起きれば停電が起きることも考えられます。応急処置としては、絶縁テープを巻きつけるのが一般的です。

紫外線によるダメージを防ぐカーボンブラック


ポリエチレンを紫外線によるダメージから保護するために使用されるのがカーボンブラックです。カーボンブラックの粒子は紫外線を吸収し、ダメージを軽減します。皮膜のポリエチレンにカーボンブラックを配合したケーブルが屋外用として販売されています。屋外のケーブルには、こうしたタイプを使用するのが一般的です。

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屋外で使用されているポリエチレンのケーブルが破損し、導体がむき出しになっているケースは度々見受けられます。事故や再配線の手間を回避するため、屋外でケーブルを使用する際は紫外線への耐性があるものを選択しましょう。