ネットが利用できないのはLANケーブルのせい?原因のチェックと解消方法
※この記事は製品や技術にまつわるお役立ち情報=豆知識を意図しておりますことから、弊社製品以外の製品や市場一般に関する内容を含んでいることがあります
今の時代に急にネットが利用できなくなると、かなり不便ですよね。
慌てて原因追求しないとまずいわけですが、それが意外とむずかしい…。
もし自分で原因に見当もつかないようなら、それはLANケーブルのせいかもしれません。この記事では、ネットが使えなくなった原因のチェック方法と、その改善方法について解説していきます。特に、LANケーブルが原因だった時にどうするのかを網羅しているので参考にしてみてください。
そもそもLANケーブルの寿命はどれくらい?
そもそも、LANケーブルの寿命がどれくらいなのかという問題ですが、これは環境によりけりです。
もし、30年以上経っているのであればいつ寿命が尽きてもおかしくありません。
そのため、ネットが使えなくなったらLANケーブルを使っている年数で原因を推測してみてください。
LANケーブルは、環境が良好なら20~30年は持ちます。ただし、常に日光に当たっている、湿気が多すぎる、温度が極端に低い、または高い状態だと寿命が短くなります。
有線・無線接続に不具合が起きてしまう原因と解消方法
ネットを利用する時、有線接続には欠かせないのがLANケーブルです。
無線接続にも使われることが多いですが、以下ではそのネットに突然不具合が起きてしまう原因と改善方法を解説します。
原因①LANケーブルが断線している
ネットが急に使えなくなる原因の一つに、LANケーブルが断線しているという点が挙げられます。
外部の環境によって断線してしまうのですが、切れていることは目に見えないことがほとんどなのが厄介です。
症状としては、ネットが途切れ途切れになる、速度が低下する、通信が不安定になるなどがあります。
ネットが完全に使えなくなることはなくても、このような状態のままネットを使っていては使用しづらいですし、本当はLANケーブルが断線しているのにパソコンを買い替えなければいけない時期だと勘違いしてしまうこともあります。まずはLANケーブルの状態を見て、異常がないからしっかり確認することをおすすめします。
以下の方法でLANケーブルが断線していないか確認してみましょう。
LANケーブルテスターでチェックしよう
・本体を親機・子機に分離できるため、配線済みのケーブルもチェックできるというメリットがある。
・金額も、2000円台~と高価なものではないので気軽に試せるため定期的にチェックする。
原因②LANケーブルと機器の接触不良
他の原因には、LANケーブルの機器の接触不良があります。
LANケーブルそのものは、寿命もあり異常もないという場合、上手く差し込まれていないだけという可能性もあります。もしくは、適切な場所に差し込まれていない、という可能性もあるのでしっかりチェックしましょう。
差し込み口にきちんとはまっているかどうか、以下の手順でチェックします。差し込み口を間違えていた場合は、案外すぐに解決するので必ず確認しましょう。
LANケーブルの抜き差し・差し込み口を必ず確認する
・LANケーブルのコネクタがしっかり「カチッ」というまでしっかり差しこむ。
・差し込み間違いは、「ループ障害」の原因にも。特にハブなどを利用している時には注意が必要。
モデム・ルーターの一時的な不具合
他にも、モデムやルーターの一時的な不具合が原因でネットが使いづらくなることがあります。このような物理的な理由の場合、不具合は一時的であるケースが多いので、原因追求の目安にしてください。一度は経験がある人も多いかもしれませんが、再起動してみるのは有効です。簡単な方法ですが、原因がわからない場合の最終手段として行ってみましょう。
再起動で解消
・モデムやルーターを再起動させることで、改善するケースが多い。
・再起動をむやみにしたり、手順を誤ったりすると初期化してしまう恐れもあるため
気を付ける。
操作端末の不具合
操作端末が不具合を起こし、ネットが使いづらくなっている場合もありますが、このような場合にも再起動が有効です。
パソコンやスマホ、ゲーム機器などの不具合がこれにあたります。
もし再起動しただけで症状が直ったなら、余計な修理費を出さずに済みます。操作端末も完璧なものではないので、注意が必要です。
プロバイダの回線が原因
ネットが上手く使えない原因が上記にない場合、プロバイダの回線が原因になっているかもしれません。
しかし、プロバイダの回線に障害が起こっているかどうかは自分では調べられないので、公式ホームページを見ましょう。
そこで何か情報があればプロバイダの回復を待ちます。待っている時間はもどかしいかもしれませんが耐えましょう。
LANケーブルを長持ちさせるコツ
では、ネットが利用できない原因になり得る、LANケーブルを長持ちさせるコツはあるのでしょうか。
LANケーブルは根元部分に値します。出来る限り長持ちさせていつでも快適にパソコンを操作できるようにしておきましょう。
余ったLANケーブルは「結束バンド」で解消
LANケーブルが余った場合、片付けにもよく利用される結束バンドを使ってまとめてしまいましょう。外的な影響を受けやすいLANケーブルは、こうしてまとめておくことで良い環境に置くことができます。
最適な場所に移動させる
極端に温度が高かったり低かったりする場所を避けるために、適温の場所にLANケーブルを移動させるのも寿命を延ばすのに最適な方法です。移動が難しい場合は、直射日光を防ぐためにカーテンを閉めるなどの工夫を施してみましょう。物を置いて日光を遮るのも手です。
LANケーブルのメンテナンスは定期的にしよう
ネットが快適に使えないとなると、大ダメージです。そんな状態が来ないようにするためにも、LANケーブルのメンテナンスは定期的に行うようにしましょう。寿命が20~30年だからといって油断すると、環境が悪いところだとその寿命だって短くなってしまうので注意が必要です。