LANとWANの違いについて分かりやすく解説
※この記事は製品や技術にまつわるお役立ち情報=豆知識を意図しておりますことから、弊社製品以外の製品や市場一般に関する内容を含んでいることがあります
今では当たり前のようにパソコンやインターネットが仕事でも家庭でも利用されていますが、それらに関連する聞き慣れない専門用語を聞いたことがあるという方も多いのではないでしょうか?
ここでは良く耳にする「LAN」と、あまり聞きなれない「WAN」のそれぞれの意味と、その2つの違いについて分かりやすく解説していきます。
LANは建物内の限定的なネットワーク
LANとは、英語の「Local Area Network(ローカルエリアネットワーク)」の頭文字を取ったもので、一定の限定されたエリアで接続できるネットワークのことです。家庭で使用するネットワークを「家庭内LAN」、会社で使用するネットワークを「社内LAN」と呼びます。
ちなみに無線LANとはケーブルが要らないLANのことで、現状ではほとんどが無線LAN=Wi-Fiとして使用されています。
WANは世界中で繋がるネットワーク
WANとは、「Wide Area Network(ワイドエリアネットワーク)」を略したもので、遠く離れたエリアとつながったネットワークのことを指します。
みなさんが毎日のように利用しているインターネットもWANの1つで、LANとLANをつないだワイドなネットワークといえば分かりやすいでしょう。
日本国内はもちろん、世界中の人たちと家や会社にいながらコミュニケーションを取ることを可能にしています。
現在では、インターネットを通して外部から家の中のエアコンやお風呂の湯沸かしなどを遠隔で操作できるようになっていますが、それらの便利なシステムもWANによって可能となっています。
LANポートとLANポートの接続について
インターネットに接続するためのルーターや、インターネットの回線事業者によって設置された機器には、その側面に「LAN」「WAN」と記載された差込口があります。
LANは、ルーターと無線LANなどの親機やパソコンなどのインターネット接続機器を接続する差込口で、WANはブロードバンド回線を接続するための差込口です。
差込口を間違えてしまうと、インターネットにつながらなくなってしまうため、LANケーブルを接続するときには注意が必要です。
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「LAN」と「WAN」は、表記上はたった1文字違うだけですが、用途にはかなり大きな違いがあります。 ルーターなどの側面には、通常「LAN」「WAN」と書かれた同じ端子(ポート)がありますが、接続の仕方を間違えるとインターネットが使用できません。LANとWANは全く異なるものなのです。その意味や用途をしっかり把握して、使用目的に合った活用をしましょう。