USBセキュリティキャップでデータを守る方法|LANケーブルと結束バンドのことなら|パンドウイット

USBセキュリティキャップでデータを守る方法

※この記事は製品や技術にまつわるお役立ち情報=豆知識を意図しておりますことから、弊社製品以外の製品や市場一般に関する内容を含んでいることがあります

USB

パソコンについているUSBポートは、USBメモリを差し込むだけで簡単にデータを送受信できる便利な機能です。しかし、手軽に使える反面、セキュリティ面に不安があり、然るべき対策を取っておかないとパソコン内の大事なデータを盗まれてしまう可能性があります。そこで今回は、パソコン内のデータ盗難・流出を防ぐために役立つUSBセキュリティキャップについてわかりやすく説明します。セキュリティ面が気になる方は、ぜひチェックしてみてください。

データ盗難防止に役立つ!USBセキュリティキャップの基礎知識

USBセキュリティキャップとは、パソコンのUSBポートをふさいでUSBメモリやケーブルなどの接続を物理的に防ぐアイテムのことです。メーカーによっては「USBポートガード」「USBコネクタ取り付けセキュリティ」などとも呼ばれていますが、基本的な仕組みはほぼ共通しています。

USBセキュリティキャップの形状や仕様は製品によって異なりますが、一般的には本体と取り付け部品の2点から構成されており、本体にセットした取り付け部品をUSBポートに差し込んで使用します。最近のパソコンにはUSBポートが3~4個ついていますが、本体はあくまで部品の取り付け・取り外しのときのみ使用する物なので、USBポートの数だけ取り付け部品を用意すれば本体は1つだけでこと足ります。

もちろん取り付け部品は繰り返し使えるため、退席時や外出時など、パソコンから離れるたびに活用することができます。USBポートにセットされた取り付け部品は本体がなければ取り外すことが出来ませんので、ロックを掛けた後は本体を持ち歩くだけで手軽にパソコン内のデータを保護できるところが特徴です。

USBセキュリティキャップでデータ流出を防ぐ

USB規格は時代とともに進化しており、現在の主流であるUSB3.0では最大5Gbpsの高速データ転送を行うことができます。ユーザーにとって利便性が向上した反面、大容量のデータを短時間で抜き取られてしまうリスクが高くなったため、近年ではUSBポートに接続できるデバイスを制御するソフトやサービスを利用する人が増えてきました。

デバイス制御を行うと、あらかじめ許可した特定のデバイス以外は使用不可となるため、外部から持ち込まれたUSBメモリによるデータの抜き取りを防ぐことができます。しかし、デバイス制御はあくまでUSBデバイスの使用を制限するものであり、USBポートそのものの使用を禁じるものではありません。現在、USBポートを使ったデータ転送はUSBメモリが主流ですが、今後新たなUSB機器が開発された場合、デバイス制御だけでは対応しきれなくなる可能性があります。

デバイス制御の脆弱性を考えると、USBポートからのデータ抜き取りを防ぐには、USBポートそのものを制御する必要があります。そこでおすすめなのがUSBセキュリティキャップの活用です。USBセキュリティキャップを使用すれば、USBポート自体を使用不可にできるため、USBポートを介して情報が抜き取られる心配はありません。

USBセキュリティキャップはワンタッチで簡単に取り付け・取り外しできるアイテムなので、短時間の退席にも使いやすく、手軽にパソコンデータの抜き取り・盗難を防止できるでしょう。

USBセキュリティキャップのおすすめ製品紹介

USBセキュリティキャップはさまざまなメーカーから複数の製品が販売されていますが、初心者でも簡単に扱えるおすすめ製品がパンドウイットの「USB用ブロックアウト(USBポートブロック)」です。専用工具を使用してワンタッチで装着できるロックアウトデバイスで、USBポートからのデータ流出やウイルス侵入リスクを低減することができます。

本体は手のひらに収まるほどコンパクトなので、USB用ブロックアウトを装着した後は、ポケットやポーチなどに入れて手軽に持ち歩いて管理できます。

USBセキュリティキャップを選ぶときはコネクタの種類も把握しましょう。USBセキュリティキャップを選ぶときは、USBポートの規格に注意する必要があります。USB規格にはTypeA/B/Cのほか、MiniやMicroなどさまざまな種類があり、それぞれ形状が異なります。

パソコンには最も一般的なTypeAが採用されていますが、USBセキュリティキャップにはAだけでなくスマホやMacbookなどに見られるTypeC用の物も販売されています。AとCではコネクタの形状がまったく異なるため、たとえばTypeC用のUSBセキュリティキャップをTypeAのパソコンUSBに挿して使うことはできないので注意しましょう。

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今回は、USBセキュリティキャップの特徴などについて解説しました。USBセキュリティキャップは、パソコンのUSBポートに短時間かつ簡単に装着できる便利なセキュリティツールです。USBセキュリティキャップを装着すれば物理的にUSBポートを使用できなくなるため、悪意ある第三者からのデータ抜き取り・流出を防ぐことができます。現時点では、デバイス制御ソフトのみではデータ流出リスクに対応しきれませんので、USBセキュリティキャップを活用してより強固なセキュリティを手に入れましょう。

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