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ステンレスバンドの基本的な使い方をわかりやすく解説

ステンレスバンドは一般家庭ではあまり見かけませんが、注意して観察すると日常生活の至る所で使われています。特にオフィスや工場などでは日常的にステンレスバンドを使用しているところもあるようですが、存在そのものを知らないという方も少なくありません。そこで今回は、ステンレスバンドの基本的な使い方や基礎知識、使用時の注意点についてわかりやすくまとめました。

ステンレスバンドの基本的な使い方

ステンレスバンドのデザインはメーカーによって異なりますが、ここでは一般的なバックル式ロックのステンレスバンドの使い方について説明します。

(1)折り返し加工されている側を内側にして、ステンレスバンドの先端30mm程度を折り返し、バックルの穴に差し込みます。製品によっては折り返し加工ではなく、面取されているものもあります。その場合は表裏に関係なく使用できます。折り返し部分は土台に取り付けて固定します。

(2)ステンレスバンドで結束したいものにバンドを巻き付け、バックルに先端を通してたるみがないように引き締めます。たるみがあると正しく締め付けられないので注意しましょう。バンドをいっぱいまで張ったら、バックルのハンドルを90度になるまで起こし、仮留めしておきます。

(3)バックルのハンドルを倒す→起こすという作業を数回繰り返すとバンドが強く締まります。十分に締め付けたら、はみ出た部分を手またはペンチなどでカットし、先端がバックルに完全に隠れるようにストッパーにはめ込みます。ストッパーが固い場合は金づちなどを使ってハンドルの先端を叩くとしっかり固定できます。

慣れれば簡単に扱うことが可能ですが、ステンレスバンドを日常的に使用する場合は専用の結束工具を使用するのがおすすめです。専用結束工具はトリガータイプのものが便利で、あらかじめ対象物に巻き付けたステンレスバンドの片側を工具に差し込み、トリガーを引くと簡単にステンレスバンドを締め付けられます。

締め付けの強度は段階的に調整できるほか、締め付け終了後は余った部分をそのままカットできる機能も備わっているため、短時間かつ安全にステンレスバンドを使用できます。

ステンレスバンドの基礎知識

ステンレスバンドとは、名前のとおり、ステンレス製の結束バンドのことです。結束バンドは主に複数のケーブルなどを束ねるときに使用しますが、一般家庭で使用されるものはケーブルを傷付けないよう、ナイロンなどの樹脂で作られています。

ただ、屋外のケーブルや電線管などは雨風や紫外線にさらされるため、通常の樹脂製バンドではすぐに劣化してしまう可能性があります。その点、ステンレスは耐候性に長けているため、屋外のケーブルや電線管に長期間使用しても強度を保てるところが特徴です。ステンレスバンドの固定金具は製品によって異なり、ボールロッキング型からラチェット型、押し込み型、ネジ締め型などさまざまな種類が存在します。

ステンレスバンドは屋外使用に適しているため、主に電柱へケーブル、電線管、ボックス、アースモール、標識板などを取り付けて固定する用途で使用されます。また、耐久性にも優れているので、屋内でも通常の結束バンドでは束ねきれないような大量or太いケーブルをまとめるときにも用いられます。

ステンレスバンドを使うときの注意点

ステンレスバンドを初めて使うときは、以下2つの点に注意しましょう。

(1)たるみが出ないようしっかり締め付ける

ステンレスバンドはリール型になっていて必要な分だけその都度カットしていくタイプと、1回分の使い切りタイプの2とおりがあります。いずれのタイプも締め付け終了後、安全面を考慮して余った分はカットしてしまうので、後から締め付け直すのは困難です。

ステンレスバンドを使用するときはたるみが出ないようしっかり引き締め、すき間がないことを確認してから余分をカットしましょう。締め付ける力に自信がない場合は、専用の結束工具を使用したほうが失敗のリスクが少なく、安全に使用できます。

(2)ステンレスバンドの末端は切らずに処理する方法もある

ステンレスバンドは一般的に余った分を手やペンチ、金ばさみなどを使ってカットしますが、切断面が尖ってしまうので、衣類に引っかかったり、ケガをしてしまったりするおそれがあります。

そんなときは、スクリュードライバータイプの工具を使用すれば、余ったステンレスバンドを内側に巻き付けて処理することができます。スクリュードライバータイプの工具はトリガータイプの結束工具よりも安価ですので、締め付け作業は手動でできるけれど、末端の処理に悩んでいるという方におすすめです。

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ステンレスバンドは一般家庭で使用する通常の結束バンドと比較して、強固な結束力を発揮します。もともとステンレスは錆びや腐食に強いため、屋内だけでなく屋外使用にも適しており、幅広いシーンで活用することが可能です。締め付けから末端処理まで手動で行うことが可能ですが、締め付け力に自信がない場合や、ステンレスバンドを効率よく使用したい場合は専用の結束工具を使用するとよいでしょう。