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ストレートケーブルとクロスケーブル

LANケーブルはさまざまな基準によって種類分けされます。こちらでは、内部配線の道筋によって区別されるストレートケーブルとクロスケーブルについてお話します。

ストレートケーブルとクロスケーブルの違い

まずはストレートケーブルとクロスケーブルの違いについて知っておきましょう。

LANケーブルの内部には複数の導線が通っています。ストレートケーブルはこれらの導線が交差することなく、片方のコネクタから反対のコネクタまっすぐ通っているタイプのLANケーブルです。

対してクロスケーブルはケーブルの被膜内部で導線同士が交差しています。

ストレートケーブルはパソコンとHUB・ルーターを接続する際に使用されます。対してクロスケーブルはパソコンのLANポート同士を接続するケーブルとして利用されます。

「シールド処理」とは、簡単に言えば外部ノイズを遮断するための処理です。シールド処理を実施することで、外部ノイズに対する耐性が強くなり通信速度や通信の安定性が増します。

多数のネットワーク機器が設置されている一部の環境をのぞき、一般的なネットワーク環境ではシールドの有無が問題になるほど大きなノイズによる影響は考えられません。後述するSTPケーブルよりも安価なため、多くの環境ではUTPケーブルが選択されます。アース処理を実施する必要がない手軽さもメリットです。

ストレートケーブルとクロスケーブルの判別方法

ストレートケーブルとクロスケーブルはコネクタ部を確認することで判別可能です。

LANケーブルの両端のコネクタ部を見ると、通っている導線の配列がわかるように色分けされています。ストレートケーブルは両コネクタから見える配線の色がまったく同じです。クロスケーブルは内部で導線が交差しているため、配線の色が両コネクタで異なります。

LANケーブルでの通信がうまくいかない場合、ストレートケーブルとクロスケーブルを誤用しているケースが考えられます。上述したような方法で両者を判別してください。

クロスケーブルの必要性

ストレートケーブルとクロスケーブルは、コネクタを接続するLANポートの組み合わせによって使い分けられます。

LANポートには「MDI」と「MDI-X」という2種類の規格が存在します。この2種はそれぞれ呼応する規格であり、配線がまっすぐなストレートケーブルで通信可能です。一方、LANポートがMDI同士、もしくはMDI-X同士の場合は、クロスケーブルでなければ通信ができません。一般的なパソコンのLANポートはMDIのため、パソコン同士を接続する場合はクロスケーブルが必要です。

家庭用のネットワーク環境では、パソコン同士をLANケーブルで接続する機会は多くありません。そのため、多くの方にとってクロスケーブルはなじみの薄い存在です。また、近年はストレートケーブル、クロスケーブルの両方に対応する「AUTO MDI/MDI-X」という機能の登場により、特別にクロスケーブルが必要になるケースは少なくなってきています。

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AUTO MDI/MDI-Xの機能がいずれかのLANポートに搭載されていない限り、それぞれの規格の組み合わせに応じてストレートケーブル、クロスケーブルを導入する必要があります。LANケーブルを選ぶ際は、LANポートの規格を確認してください。

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