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庁舎で担う業務に必要なLGWANについて解説!ほかのネットワーク群も紹介!

※この記事は製品や技術にまつわるお役立ち情報=豆知識を意図しておりますことから、弊社製品以外の製品や市場一般に関する内容を含んでいることがあります

庁舎で担う業務に必要なLGWANについてご存じでしょうか。

これは、2003年から全市区町村が接続している行政専用のネットワークです。

本記事ではLGWANの基本情報や利用するメリットについて解説しています。

庁舎での業務で利用することになる複数のネットワークについても解説しているので、ぜひ最後まで読んでみてください。

 

LGWAN(総合行政ネットワーク)に関する基本情報

それではLGWAN(総合行政ネットワーク)に関する基本情報について解説していきます。

概要

LGWANとはLocal Government Wide Area Networkの略で、地方公共団体のネットワークを相互に接続した高度なセキュリティを持つ行政専用の閉域ネットワークとなります。

閉域ネットワークとなるので、普段使われているインターネット網には接続されていません。

2001年に運用が始まり、2019年度には第4次LGWANの運用が開始されました。

冒頭で述べたとおり2003年の段階ですべての市区町村が接続を完了しているため、多くの庁舎で業務に活用されていることになります。

目的

LGWANの目的は以下のようなものです。

 

  • ・地方公共団体の庁内LANを相互に接続
  • ・地方公共団体同士のコミュニケーション円滑化
  • ・情報を共有し高度利用を図る

 

また構築の基本方針も設定されています。

通信網に関する内容は以下のようなものです。

 

  • ・高レベルのセキュリティ機能を確保すること
  • ・情報通信分野における標準的な技術を採用すること

 

また費用の面では以下のような基本方針も盛り込まれています。

 

  • ・すべての自治体が現実に負担できる費用で運用すること
  • ・地方公共団体が持つ既存の施設を有効利用すること

LGWAN-ASPについて

LGWAN-ASPとは開発したアプリケーションやシステムを、LGWAN経由で地方公共団体に提供する事業者のことです。

LGWAN-ASPの存在が地方公共団体におけるシステムの開発・運用の負担を軽減し、災害時の業務継続性を高めることにつながっています。

LGWAN-ASPが提供するアプリケーションは、決済基盤や電子申請、グループウェアや文書管理などさまざまです。以下にLGWAN-ASPサービスの一例を紹介します。

事業者名

サービス名称

サービス内容

テクノ・マインド株式会社

電子入札ASPシステムefftis(イフティス)

建設工事や物品調達の入札を資格審査から入札書提出、落札者決定までトータルでサポート

株式会社エイチ・アイ・ディ

人事給与システム

情報の一元管理を行い、人事情報管理・給与計算・年末調整計算・実態調査・予

算推計・決算統計等の機能を提供

ちばぎんコンピューターサービス株式会社

公金収納ASPサービスS.P.A.T

マルチペイメント収納、窓口収納(OCR/パンチ)、

コンビニ収納、クレジット収納など多彩な収納チャ

ネルの取扱い及び収納データの統合

富士電機株式会社

行政事務支援サービス

自治体専用ネットワークであるLGWAN内でセキュアなファイル交換が可能、

500MBクラスの大容量のファイルが転送可能

株式会社イセトー

プリント&メーリングサービス

安全かつ迅速な通知書データ送信、運用コストや業務負担を削減し、データ

作成時間の確保や納期短縮に効果的

2024年2月現在で登録されているコンテンツの件数は1,304件、公開件数は889件となっています。

政府共通ネットワークとの違い

政府共通ネットワークとは政府関連の官庁や機関が利用するネットワークです。

LGWANと同様に通常のインターネット網には接続されていません。

1997年に「霞ヶ関WAN」の名称で運用開始し、2002年にLGWANと相互接続されました。その後2013年に「霞ヶ関WAN」から「政府共通ネットワーク」へと刷新されています。

政府が利用する通信網のなかで最も信頼性が高く、セキュリティ対策も万全のシステムです。

 

庁舎でLGWANを利用するメリット

次に庁舎でLGWANを利用するメリットについて解説していきます。

主な内容は以下のとおりです。

 

  • ・行政事務がスムーズになる
  • ・住民サービスを向上できる
  • ・重複投資の抑制や運営費用の削減
  • ・リモートワークが可能に
  • ・ペーパーレス化で業務効率アップとコストカットを実現

 

各項目について解説していきます。

行政事務がスムーズになる

ほかの地方公共団体および政府共通ネットワークとのつながりにより、広範囲に及ぶ情報の交換や共有が可能になります。

情報を得るための工数が大幅に削減されるので、行政事務の迅速化にも期待がもてます。

新たな庁舎を建築した場合も最初からシステムを構築する必要がないため、行政サービス開始までの時間短縮が可能です。

住民サービスを向上できる

LGWANを活用することで、地方公共団体および政府が提供するサービスの一元管理が可能です。

そのため、申請や届出などの手続き、住民に対して情報提供も迅速化し、さらなる住民サービスの向上につながっていきます。

重複投資の抑制や運営費用の削減

LGWANは複数の地方公共団体が活用できるよう構築した汎用的な通信網です。

そのため各地方公共団体で独自にシステムを整備する必要はありません。

共有のリソースを使うため、個別に回線を契約したり特殊な端末を用意したりする負担も軽減できます。

そのため、インフラへの重複投資抑制や運営費用の削減につながります。

リモートワークが可能に

LGWANがインターネットに接続できない閉鎖的ネットワークとなったため、長い間リモートワークでの業務は難しい状況でした。

その課題を解決するために総務省が新たなモデルを提案し、LGWANに関する業務の一部を通常のインターネット網へ組み込むことを許可しています。

また、通常のインターネット回線からLGWAN-ASPを通じてLGWAN端末を操作できるシステムが提供されるようになり、自宅や出張先から作業することも可能となりました。

ペーパーレス化で業務効率アップとコストカットを実現

手続きがオンライン化することで、紙を使用する機会も減少していきます。

そのため、ペーパーレス化による業務効率アップとコストカットの実現が可能です。

また、総務省のガイドライン見直しにより、LGWAN系にも無線LANの導入が可能となりました。

レイアウトや人事異動に制約を受けない通信網が確立できる点も、業務効率アップとコストカット実現の後押しとなっています。

 

庁舎で使われるLGWAN以外の情報ネットワーク

庁舎で使われる情報ネットワークにはLGWAN以外の系統も存在します。

総務省は過去に発生した大規模情報漏洩事件を踏まえて、分離すべきネットワークを3つに策定しました。

最後にLGWANを除く2つの庁内ネットワークについて解説していきましょう。

個人番号利用事務系

ひとつは住基ネットに接続される個人番号利用事務系ネットワークです。

住民情報に代表される機密性の高い情報を扱う領域となります。

セキュリティ強化を目的とした「三層の対策」に従って、ほかのネットワークとは完全に遮断された通信網です。

運用に関しては二要素認証によるアクセス制御やデータ持ち出し不可といった、厳しい流出防止策が指示されています。

インターネット接続系

当初はLGWAN端末であっても、Webサイト閲覧やメール確認のために通常のインターネット回線へ接続していました。

情報漏洩の事件をきっかけに、分離されたインターネット接続系ネットワークを設置する指示が総務省より伝達されました。

これ以降はWebサイト閲覧やメール確認のような業務のみ、このインターネット接続系ネットワークを利用する形となりました。

すでに解説したとおり、現在は一部のLGWAN業務をインターネット接続系ネットワークに配置することが許可されています。

 

まとめ

庁舎が担う業務にとってLGWAN(総合行政ネットワーク)は必要不可欠のものとなっています。

これから開発・提供される便利な行政サービスも、LGWANなくしては成立しないでしょう。

多数の企業がLGWAN-ASPへ参入することにより、庁舎におけるLGWAN関連の業務もさらに効率化していくことが予想されます。

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