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データセンターは海外がおすすめ?国内との違いを徹底解説

※この記事は製品や技術にまつわるお役立ち情報=豆知識を意図しておりますことから、弊社製品以外の製品や市場一般に関する内容を含んでいることがあります

データセンターは海外がおすすめ?国内との違いを徹底解説

近年データセンターの需要が増加するとともに、海外データセンターを検討する企業も増加傾向にあります。海外データセンターと国内データセンターどちらを選ぶべきか、その違いが気になりませんか。

本記事では、それぞれの違いを分かりやすくメリット・デメリットに分けて解説します。

 

海外データセンター3つのメリット

海外のデータセンターを利用すると、国内のデータセンターにはないメリットが得られます。ここでは、海外のデータセンターのメリットを3つ紹介します。

管理費・土地代が安い

海外のデータセンターは日本と比べて土地代と人件費が安く、データセンターを保守・運用するコストを安く抑えることができます。電気料金も安くなるので、日本のデータセンターと比較すると管理コストを大幅に抑えることが可能です。近年、国内の人件費・土地代・電気代が上昇傾向にあるので、海外データセンターを利用する企業が増加しています。

自然災害のリスクが低い

海外のデータセンターは、日本に比べて地震や津波などの自然災害によるリスクが低いです。データセンターを利用する最大のリスクは地震です。日本とは異なり海外にはほとんど地震が発生しない国も多くあります。

また、日本国内のデータセンターは自然災害への対策コストが高い傾向にあります。安全性を強化するため、コストが高くなるのは否めません。そこで海外のデータセンターを利用することで自然災害の発生リスクが少なく、対策コストの必要がなくなるのでコストも抑えられることもメリットです。

特定の地域からアクセス速度が速い

海外のユーザーをターゲットにする際は日本国内のデータセンターを利用するより、海外のデータセンターを利用した方がアクセス速度は速くなります。

海外のデータセンターは、日本国内からと比べて現地からの距離がかなり近いです。そのため、海外のデータセンターでサーバーを運用すると現地からのアクセス速度が速くなります。

 

海外データセンターのデメリット

海外のデータセンターを利用する場合、知っておくべきデメリットもあります。以下の3つが自社にとって問題ないか確認してください。

セキュリティや治安への不安

日本に比べて海外は治安の悪い地域が多く、国によってはテロや紛争などの人的災害によるリスクが高いです。また、人件費や土地代が安い場所ではIT技術が劣っており、セキュリティ面にも問題があります。中には品質の高いセキュリティ対策を利用できるケースもあるので、海外のデータセンターを利用する際は慎重に選択しましょう。

電力供給の不安

日本と比べて海外では、電力供給が不安定な場所があるのもデメリットの1つです。国によっては電力インフラが発展途上の最中であり、データセンターを利用するには電力面で不安があります。海外のデータセンターを利用する際は電力状況を詳しく確認しましょう。

日本語のサポートがない

海外でデータセンターを運営する企業の場合は、日本語のサポートやマニュアルが用意されていないことが多いです。マニュアルやサポート窓口が英語圏ではスムーズに進みますが、他の言語であればトラブル発生時に意思の疎通が取れない恐れがあります。そのため、海外のデータセンターを利用する際は対応言語が何かを確認しましょう。

 

国内データセンター3つのメリット

国内のデータセンターには、安心感のある国内ならではのメリットがあります。ここでは、メリットを3つに分けて紹介します。

セキュリティレベルが高い

国内のデータセンターはIT技術が発展しているため、セキュリティレベルが高い特徴があります。厳重な入室管理や24時間の有人監視により、重要なデータを安心して保存することが可能です。また、日本国内にあるデータセンターであればトラブルが発生した際にすぐに駆けつけてメンテナンスが可能です。

電力供給が安定している

日本国内はインフラの品質が充実しており、海外と比較して電力供給が非常に安定しています。そのため電力や通信が途絶えることがほとんどなく、安定したサーバー運用が可能になります。

日本語での迅速なサポート

国内のデータセンターであれば、海外のデータセンターと違って日本語でのサポートが受けられます。そのため、トラブル発生時でも迅速なサポートを受け、スムーズに問題解決できるのもメリットの1つです。

 

国内データセンターのデメリット

国内データセンターにも、デメリットはあります。

管理費や土地代が高い

国内のデータセンターの土地代や人件費は、海外と比べて高額です。日本は自然災害が多いため、地震や台風などの自然災害への対策に大きなコストがかかります。また、日本は電気料金の引き上げで、更にコストがかかってしまうデメリットがあります。

自然災害のリスクが高い

日本は地震・津波・台風などの自然災害が発生しやすいので、海外のデータセンターより自然災害によるリスクは高いです。大災害発生時にも継続して事業を進めるためにも、離れた場所に複数のデータセンターを利用してリスクを分散させる必要があります。

 

国内データセンターを選ぶべき企業とは

事業のターゲットやマーケットが国内に限られている企業や、海外進出の予定がない企業は国内のデータセンターの利用が適しています。英語のみのサポートでは運用が難しい企業も、国内のデータセンターを利用した方が良いでしょう。

 

まとめ

海外データセンターは管理費や土地代が安く、自然災害によるリスクが低いメリットがあります。しかし、電力供給やセキュリティ面での不安や日本語でのサポートを受けられないので、注意が必要です。

一方、国内データセンターでは、セキュリティレベル・電力供給・日本語での迅速なサポートなど、国内ならではのメリットがあります。ただし管理費や土地代が高くなり、自然災害のリスクも高くなることが懸念されます。データセンターを選ぶ際は海外と国内のメリット・デメリットを踏まえ、どちらが自社にとって最適なのか検討してください。

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