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熱収縮チューブの用途や選び方を徹底解説

※この記事は製品や技術にまつわるお役立ち情報=豆知識を意図しておりますことから、弊社製品以外の製品や市場一般に関する内容を含んでいることがあります

熱収縮チューブ

機器のハーネス部分の保護や蛍光灯のバルブのカバーなど、多用途に活用されている「熱収縮チューブ」。名前を知らなくても、ケーブルの外側を覆う素材として目にしたことがある方も多いのではないでしょうか。

ここでは、家庭やオフィスなど身近なところで活躍する熱収縮チューブについての基礎的な内容を踏まえながら、代表的な種類や選び方を紹介します。

熱収縮チューブとは加熱することで収縮する形状記憶チューブ

熱収縮チューブは、熱を加えることで記憶した形状に収縮するプラスチックチューブのことです。熱を受けるとチューブの径が小さくなるので、防水・防食保護や耐熱保護などに使われます。

電線やハーネスを結束しながら保護するほか、耐薬品・高絶縁性もあわせもち、引っ張りや折り曲げ・摩擦などから中身を保護するためにも活躍。

熱収縮チューブには塩化ビニール・シリコンゴム・フッ素系ポリマーが素材として用いられ、それぞれの材料の特質を活かした応用が可能となっています。アンテナや蛍光灯のバルブ部分のカバー、ホールの保護、基板の保護、医療用カテーテルにも熱収縮チューブが使用されています。

熱収縮チューブは大きく2種類に分かれる

熱収縮チューブには一層構造・二層構造の2種類が代表的ですが、その他にも特殊チューブ、医療用など様々な種類が存在します。

一層熱収縮チューブは使用箇所に応じて絶縁や損傷、摩耗から保護するために使われます。厚さによって薄肉・中肉厚・肉厚の3種類に分けられています。

二層熱収縮チューブは外装と内部層で構成されており、湿度と腐食から保護しながら電気を絶縁します。シーリング、腐食防止が必要な場所に使われます。

熱収縮チューブは対象物の直径より小さいものを選ぶ

熱収縮チューブを選ぶときは、使用環境や用途に合わせてサイズや厚さを選びましょう。完全に収縮したあとの内径が、覆いたい対象物の直径よりもやや小さくなるものが最適です。

内径が小さなサイズのものは安くて厚みがない反面、挿入性が下がります。一方内径が大きなサイズのものは肉厚が厚く、挿入性が高い反面収縮に時間がかかります。接続箇所の保護したい対象物や、補強したい場所に応じて適したサイズのものを選びましょう。また、難燃性をもつ熱収縮チューブは高温環境に適しています。

熱収縮チューブは特徴を踏まえて選ぶことが大切

熱収縮チューブは使用されている素材や厚みなどに違いがあり、使用箇所に合わせて製品を選ぶことができます。

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同じチューブでも特徴がそれぞれ異なるので、カタログなどを確認して製品の特徴を押さえ、用途に応じたものを選びましょう。

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