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知っとく&納得、結束のあれこれ #22
配電盤・分電盤のレイアウトはCADで管理


配電盤・分電盤のレイアウトは省スペース化、メンテナンスのためのクリアランス確保など厳しい条件を満たす必要があります。しっかりと設計したうえで配線作業に取り掛かるのが一般的です。設計には「CAD」という設計支援ツールが用いられています。こちらでは、CADの概要や配電盤・分電盤のレイアウト設計におけるCADの有用性についてお話します。
配電盤・分電盤のレイアウトはCADで管理

CADとは?


CADとは、コンピュータ上で設計を行うための製図支援ソフトの総称です。1960年代に、飛行機の設計を目的として最初のCADが開発されました。製図の作業効率を大きく向上させたことから、その後自動車や家電など他の産業でも活用されるようになり、現在は多くの製品がCADによって設計されています。

CADを用いれば、製図の修正も容易です。また、図面はデータで管理するため、複数人の作業者で共有することもできます。現在は、2次元だけではなく、3次元のCADも普及しています。また、特定産業の製図に特化した専用CADの使用も一般的です。

配電盤・分電盤は省スペース化が前提


配電盤や分電盤の設計では、限られたスペースに機器やケーブルを収納しなければなりません。一方で、再配線やメンテナンスのためにはクリアランスも求められます。こうした理由から、配電盤・分電盤のレイアウト設計はシビアです。

CADは配電盤・分電盤の設計にも活用されています。各要素のパーツをクリアラン
スのバランスと維持しながら、効率よく設計可能です。作業着手前にレイアウトを検
討できるメリットも、CADが活用されている理由のひとつです。

配線ダクトのCADデータ


配線ダクトは、配電盤・分電盤の代表的な構成要素です。ひとまとめにしたそれぞれのケーブルを任意の位置から延ばせることから、レイアウトの整理・省スペース化に活用されています。ノイズを遮断できる点もメリットです。

多くの配線ダクトは、公式ホームページの製品紹介などでCADデータが公開されています。CADに取り込みレイアウトを検討することで、購入前に製品の適合を判別可能です。配電盤・分電盤の配線作業を行う担当者の間では、こうしたCADデータを活用するのが一般的となっています。

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CADでレイアウトを最適化したうえで、配電盤・分電盤の配線作業に臨むと効率的です。サイズが最適な配線ダクトを判断することもできます。CADを利用し、スペースを最大限活用したレイアウト設計を目指してください。