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知っとく&納得、結束のあれこれ #13
結束バンドの仕組みと「締付け強度」「締付け保持力」の違い


結束バンドを締付けている最中と締付けが終わった後を比較すると、結束対象物にか
かっている締付け力は同じではありません。こちらでは、結束バンドの基本的な仕組
みや「締付け強度」「締付け保持力」の違いについてお話します。
結束バンドの仕組みと「締付け強度」「締付け保持力」の違い

結束バンドの仕組み


一般的な結束バンドは、ストラップの溝とヘッド部に内蔵されたツメがかみ合うこと
でロックされます。ストラップに刻まれた複数の溝により、さまざまな結束径に対応
できる仕組みです。戻ろうとするストラップの力に対して反対方向にロックの力が作
用しているため、基本的には経年劣化や結束バンドへのダメージ以外の要因で自然と
ゆるむことはありません。

結束の際には、結束バンドのループの径が結束径に到達するまで締付けが行われま
す。ストラップに締付ける力が働いている段階では、ストラップの溝とツメによるロ
ック機構は作用していません。結束径まで締付けられた時点で結束工具、もしくは手
による締付けが完了し、ストラップを引っ張る力がなくなります。この際、ストラッ
プが締付けとは反対方向に戻ることにより、はじめてロック機構が作用します。

締付け中(結束バンドのループを引っ張る力が働いている最中)の力を「締付け強
度」、引っ張る力が失われロック機構が働いてから結束に作用している力を「締付け
保持力」と定義しています。

締付け保持力は、締付け強度よりも下がる


締付け強度と締付け保持力の違いについてはお話しました。原則として、締付け強度
に対し締付け保持力は下がります。この理由について詳しくご説明します。

ストラップの戻り幅・溝のずれ

上述したとおり、結束バンドは引っ張る力が失われストラップが若干戻ることによっ
てロック機構が作用します。ストラップが戻る際には、ヘッド部のツメにかみ合うス
トラップの溝が最大で一山分ずれます。このもどり幅による力の減少が、締付け強度
と締付け保持力に差が生じるひとつの要因です。

結束対象物の弾性

締付け完了時のストラップの戻り幅は結束対象物の弾性にも影響されます。対象物が
弾性に優れている場合、ストラップの戻る力が弾性に吸収されるため戻り幅はわずか
です。対して、対象の弾性が低い場合は戻る力が強いため、締付け強度を締付け保持
力の差は大きくなります。

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締付け強度と締付け保持力の違いについてお話しました。実態の結束現場で重要なの
は締付け保持力です。信頼できる結束を行うため、結束を管理する際は締付け保持力
に注目してください。